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【先輩ライターインタビュー】Webライターで生活していくためには?収入アップしづらい問題を解決します!

どうしたらWebライターとして生計を立てられるのだろう?

Webライターとして活動し始めると、構成やリサーチなどで時間がかかってしまい作業量に対して収入が少ないと感じませんか。

筆者も同じ悩みがあり、そこで実際にライティング1つで生計を立てられている先輩Webライターの村岡 祐菜さんにアドバイスをもらうことにしました。

村岡 祐菜さんは現在月収25万円を超える専業ライターです。

お話を伺うと、目標月収を決めたら逆算して見合うだけの記事を書くといった的確なアドバイスをいただきました。

Webライターは稼げないと諦めかけている方にぜひ読んでいただきたいです。
もちろん村岡 祐菜さんファンの方にもおすすめです!


最初のスタートラインはみんな同じ!?


飯田(以下:__)webライターとして生計を立てられるまでの道のりを教えてください

村岡 祐菜(以下:村岡)クラウドワークスに登録して手探りでやり始めましたが、最初は単価が低かったです。

ちょうど求職中ということもありお金が入ることは嬉しかったですが、時給300円というときもあり、Webライターという仕事に対してあまり納得がいっていませんでした。

継続して書かせていただきましたが、仕事がなくなるのが怖かったので仕事を続けていました。本音をいうともう少し単価の高い仕事をしたかったですね。

転機はとあるクライアントさまと契約で、継続して書かせてもらってからは、ひと月の本数を徐々に増やすことで貢献し、収入も比例して伸びていきました。

現在の月収は25万円前後となり、専業ライターとして生活していける収入です。

__安定した月収に到達するまでにつらかったことはありますか?

村岡 タスク形式の仕事をひたすらこなしていた時ですね。単発で終わってしまうので数をこなさないといけません。

また、先程お話しましたが、記事単価が低い仕事を受けてしまい、時給が300円になってしまったことです。今では良い思い出ですが、当時はつらかったです。

収入が増えていった具体的な行動とは


__ひと月に書ける本数を増やせた秘訣はなんですか?

村岡 契約が継続したときに1記事を書き上げるのにどのくらい時間がかかるか時間を測って、エクセルに記録をつけていきました。

1記事書き上げるのに必要な時間がわかれば、月になん記事書けるか目安がわかります。
データが溜まってきたら月の平均値を出します。例えば月3記事書いたら、3記事分の平均値(時間)、という具合ですね。

__集中して作業に取り組むことが時間を測る目的でしょうか?

村岡 仕事に集中するのもひとつありますが、自分がどの作業に時間がかかるか把握するためでもあります。

Webライティングは構成、リサーチ、執筆、推敲と仕事内容が分かれるのですが、各仕事ごとに時間を測ってほしいです。

構成1時間、リサーチ3時間など、自分がどこに時間がかかるかデータがとれますよね。この時間を短くしていくことで記事のクオリティを保ったまま作成時間を短くできます。

1記事の作成時間が短くなるとひと月に書ける本数が増えます。すると同じ時間でも収入が増えます。

ゲーム感覚で取り組めるので初心者におすすめの方法です。

文字や記事の単価をあげるために


__単価交渉はいつぐらいからしましたか?

村岡 同じクライアントさまと契約が1年続いたときに単価交渉しました。単価交渉をする際はクライアントさまに単価をあげるだけのメリットがないと交渉しづらいです。

私の場合、月10本を目安にコンスタントに納品をしていたのと、ライバルのWebライターが同じ媒体で月1〜3記事の納品ということを知り、「単価を上げてでも契約してほしい」点を考えました。

__クラウドソーシングサイトは手数料が高く、単価が上がっても手取りが少ないです

村岡 そうですよね。なので、ある程度実力がついた段階でポートフォリオを作り、Twitterやwantedly(ウォンテッドリー)など直接的に契約が結べるプラットフォームに移行します。

直接的に契約を結べると手数料がなくなるため、同じ記事単価、文字単価の仕事でも手取りが増えますよ。

収入アップは仕事選びが大切だった


__単価の高い仕事は求められることが多く、大変に感じます!

村岡 単価が高くなるにつれて求められるクオリティや作業量も増えていきます。価格に見合った仕事をしなければなりません。

仕事が継続することが望ましいですが、1回の仕事で契約終了になったとしても、文字単価2円の仕事がとれた事実と2円分の仕事をするためのノウハウは自分の中に経験値として蓄積します。

私も飯田さんも薬剤師ですので、薬学系の記事を書く場合、ある程度基礎知識を持っているので専門的な知識がない方が書くよりも難易度が下がります。

自分の強みである分野の場合、文字単価は上がりますが難易度は必ずしも比例しないので積極的にチャレンジしてほしいですね。

__そもそも2円の仕事がとれない場合はどうしたらよいのでしょうか

村岡 仕事がない、単価が低いという方はそもそも応募していないことが多いです。月収を決めたら見合うだけの応募をします。

応募の際もデータをとることが大切で、月何件応募したか、何件契約がとれたか、何件継続に至ったかを記録することで、どのくらい営業が必要かがみえてきますよ。

__さいごに今までお話いただいた以外にコレをやったから収入があがった経験があれば教えてください

村岡 ある程度記事が書けるようになったら自分の目標が叶えられる仕事に応募することです。

例えば目標月収に対して必要な文字単価が2円なのに1.5円の仕事をしていても目標にたどり着くにはより多くの仕事量が必要になります。

仕事量が増えるとその分に必要な時間も増えることになるため、現実的ではないですよね。自分の目標はいくらなのかを最初に決めて、それに到達するだけの文字単価の仕事をすることが大切です。


インタビューを終えて

質問に対してとても丁寧に論理的に答えてくれた村岡 祐菜さん。

時間を測りながら作業をする、細かくデータをとり、エクセルにまとめるなど、Webライティングを仕事として成り立たせる工夫がたくさんありました。

内容も特別なものではなく今日から実践できるものばかりで、お話を伺ってよかったです。

ありがとうございました。



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