pathful 村岡 祐菜|取材ライター

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pathful 村岡 祐菜|取材ライター

人生の選択肢を広げるお手伝い|pathful(パスフル)代表|薬剤師▶︎SEOライター▶︎取材ライター|noteでは日々の何気ない日常で感じたことを綴っています

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pathful 村岡 祐菜のごあいさつ

人生の選択肢を広げるお手伝い ポートフォリオをご覧いただきありがとうございます。私は現在、「人生の選択肢を広げるお手伝い」をテーマに、「pathful(パスフル)」の屋号でnote運営や取材記事の執筆などを行っています。 事業内容note運営 働き方の選択肢を広げるメディア「みんなde職業図鑑」を運営しています。さまざまな職業や働き方に焦点を当てて、仕事に対する想いややりがいをインタビューした取材メディアです。 取材記事作成 自身のメディア運営で培った経験をもとに、

    • 言葉のプレゼント

      「何を考えているのかわからない」 「言いたいことがあるなら言ってほしい」 母親やかつてお付き合いをしていた人たちに、言われてきた言葉たちだった。この言葉を私にかけてくる人たちは決まって、思ったことをそのまま言葉にできるタイプの人たちだったように思う。 私は言葉を発するとき、基本的には3つのステップを踏んでいる。 相手がどう受け取る可能性があるかを考える 望んでいない意図で受け取られないように「こういう意味で言っているわけではないよ」というのを伝える 言葉が刺々しくな

      • 同棲1年記念日

        今日で、彼と同棲を始めて1年が経った。茨城から鹿児島に移住することを決めて、本当にあっという間の1年間だった。 私も彼も、人生で初めての同棲。遠距離で数か月に1回しか会えない日々から、毎日同じ家に帰れるようになるのは幸せで、夢みたいだと思った。電話で何度も話した同棲生活が、ついに実現するのだと。 何度か訪れたことはあるものの、知り合いがほとんどいない土地での生活は、きっと不安もあったはずだった。だけど私は、あえて不安を感じないように、楽しみな一面を並べて眺めて、不安から目

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        • 2年半記念日

          2年半記念日のお祝いで、1泊2日の糸島旅行に行った。何かのついでに観光することはあったけど、純粋に旅行として計画を立てて、2人で遠出をするのはいつぶりだろうか。 旅行の行き先が決まったのは、彼が家を出ていく直前の話だった。気まずい空気が3週間くらい流れていた中で、なんとか空気をよくしたくて提案したのを覚えている。  旅行の話をしてからすぐに、彼は家を出て行った。だから、2年半記念日の旅行が果たして実現するのかさえ、当時の私は疑問に思っていた。

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        マガジン

        • 自己理解
          7本
        • 同棲日記
          24本
          ¥100
        • 【2022年】旅暮らし日記
          46本
        • 【2023年】旅暮らし日記
          45本

        記事

          ケンカという感情表現

          母親と妹の親子げんかを毎日のように浴びていた私は、無意識のうちに「感情表現=けんか」という方程式が頭の中でできあがっていた。 反抗期の妹が母親にふっかけるけんかは、いつもくだらないきっかけだった。2人の会話を聞いていると、けんかは不毛なものに思えたし、感情をむき出しにして怒ったり泣いたりするのは、ばかばかしいことのように思えた。 感情表現の手段は、けんか以外にもたくさんあったはずだった。穏やかに相手に伝えることだってできただろうし、言葉以外の方法で表現する手段だってあった

          母親からの干渉

          毎日繰り返される妹と母の喧嘩にうんざりしていた私は、大学生になったら絶対に実家を出て一人暮らしをしてやる!!と思っていた。 それなのに、だ。親から出された条件は「家から通える国立に行くこと」。 学費を出してくれるのは親だから、親から出された条件には逆らえなかった。 そしていざ家から通える国立の大学(といっても片道2時間かかる)に入ったと思ったら、今度はこんな条件を出された。 「彼氏と旅行に行くのはダメ」 「友達の家に泊まるのはダメ。必ず家に帰ってくること」 片道2時

          壊れそうな笑顔

          ポジティブ日記を書き始めてから、私は中学時代とは打って変わって、明るさを取り戻していた。 何か嫌な出来事が起きても「●●じゃなかったからよかった!」と考えるようになり「大丈夫!」が口癖になっていった。 「ゆうなちゃんと一緒にいると、元気になれるよ」 「ゆうなちゃんはいつもポジティブだよね」 そんなふうに言われることが増えて、嬉しくなった。このころにはポジティブ日記に書き記さなくても、頭の中で物事のいい側面を自然と見つけられるようになっていた。 進学校でものすごい量の宿

          暗闇に差し込んだ光

          家にも学校にも居場所がなかった私は、一刻も早く中学校を卒業したい気持ちでいっぱいだった。 卒業式の日、友達と離れ離れになるのが悲しくて号泣しているクラスメイトを横目に「やっと地獄の日々から解放される」と、冷めきった気持ちでいたのを今でも覚えている。 住んでいる学区で自動的に行く学校が決まる義務教育とは違って、高校は私が自分で選んだ学校だ。4歳から英会話を習っていて、英語が大好きだったこともあり、国際科がある高校に決めた。 「4月からは、新しい環境で新しい学校生活が始まる

          抑圧された感情

          「親に嫌われるのが怖い」 毎日けんかをしている妹に対して、母親が「うざい」と思っていることを知った私は、反抗期特有のもやもやした感情を表に出す先を失っていた。 家は、私の感情を安心して解放できる場所ではなくなってしまったのだ。 私が通っていた中学校はなかなかのヤンキー校で、トイレからタバコの吸い殻が見つかったり、髪の毛が金髪の子がいたりするようなところだった。 勉強が好きで熱心に授業を受けていた私は、そんなヤンキー校では「真面目ちゃん」として敬遠されていた。 「自分

          幼少期のわだかまり

          あれは、中学校2年生のころだったと思う。反抗期を迎えた3歳年下の妹は、母親と毎日のようにけんかを繰り広げていた。 朝起きたときからけんかは始まり、学校から帰ってきたらまたけんか。毎日毎日繰り返されるくだらない怒鳴り合いに、私はうんざりしていた。 その日は、トーストにチーズを乗せるかどうかで、朝から大げんかが繰り広げられていた。 あまりにくだらない内容すぎて耐えられなくなった私は、逃げるように家を出て、いつもより早めに学校に行った。 学校を終えて家に帰ると、少し不機嫌な

          1か月ぶりの再会

          彼が1か月の空白から戻ってきて、早くも2週間が経とうとしている。彼が返ってきたあの日、私は玄関で反射的に彼に抱きついていた。 「おー、どうしたどうした。ただいま」 え、それだけ??1か月ぶりに会ったのに?1か月間会わないばかりか、ほとんど連絡も取っていなかったのに?てか、なんで朝帰りなの?? 戸惑いが隠せない私をよそに、彼は自分の部屋にさらっと布団を敷いて「シャワー浴びてくるわ」と浴室に消えていった。

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          音信不通の1か月

          「しばらく一人で過ごしなよ」と彼が言って家を出て行ってから、1か月が経っていた。 「しばらく」の期間を言わずに出て行った彼と、同棲している家に残っている私。 刺激的で新鮮であろう毎日を過ごす彼にとって、1か月という期間はあっという間だったのかもしれない。 でも、二人で暮らした気配の残る空間に残っている私は、日々「彼はいつ帰ってくるのだろうか」「もしかしたら、もう戻ってこないのではないか」という不安とともに暮らしていた。

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          殺した感情を取り戻したい

          パートナーと喧嘩をしたことがきっかけで、私の心はぐちゃぐちゃにかき乱されてしまった。そして、何をどうしたらいいのか、彼にどう接したらいいのかがわからなくなってしまった。 そんな私の様子を見かねた彼が、「しばらく1人で過ごしなよ。ゆっくり考えを整理したらいいよ」と言って、しばらく家を離れてくれることになった。 それで私は、気持ちの整理をするために、紙とペンを持って外に出た。今まで彼に言えなかった気持ちも、全部吐き出そうと意気込んで書き始めた。

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          殺した感情を取り戻したい

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          相手に寄り添うということ

          今日は彼と付き合って800日の記念日だ。でも、2人の間に会話はほとんどない。きっかけは、私が彼に対する不安を漏らしたことだった。 私は、相手の感情を汲まずに無意識で正論を突きつけてしまう癖があるらしい。きっと今回もそうだったと思う。 小さいころから自分の感情を無視し続けていた代償なのか、自分の気持ちも人の気持ちも私はあまりわかっていないようだ。というか、そもそも人には感情があることを忘れているとさえ言える気がする。 だからいまだになぜ泣いているのか言葉にできないまま涙だ

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          相手に寄り添うということ

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          ゲストハウスで過ごす夜

          今日から2泊3日で長崎に来ている。現在参加している「九州移住ドラフト会議」というイベントの会場が長崎になっているためだ。鹿児島から彼の車で送ってもらい、人生で初めて雲仙市を訪れた。 旅暮らしをしていたときは自宅代わりに利用していたゲストハウスも、引っ越してからは宿泊する頻度がずいぶん減ってしまった。 落ち着ける自分だけの空間があるのは嬉しいが、ときどき非日常が味わえる場所に身を置くのも私にとっては大切なことのように思う。 茨城から鹿児島に移住して、あっという間に7か月が

          秋の訪れ

          ここ2、3日で、急激に季節が進んだように感じる。朝晩は涼しさを通り越して肌寒く感じるようになったし、昼間も30℃を超えることがなくなってきた。 1週間前まではタンクトップに透かし編みのカーディガンを羽織っていたが、今日は長袖のシャツにジャケット。吸い込んだ空気も、少しだけのどを刺激するくらいには湿気がなくなっている。 私はのどが弱いので、急いでのど飴を口に入れた。これから薬局は繁忙期を迎えるので、風邪をひくわけにはいかない。 一昨日変えたばかりのネイルは、オレンジとブラ