「日本語版への序文」にある以下の言葉が、この著作のエッセンスを表わしています。
なお、この本を読み解いていく上で重要なのが、「凡例」にある以下の文章。
そしていよいよ本題に入っていきます。
このように、冒頭からほぼ毎ページごとに引用してしまうことが、私が受けた衝撃の大きさを物語っています。さすがにこの後は、しばし飛びます。
ちょっとこれ、面白いです。
これらも同じ西欧人でもフランス人とイギリス人の違いが感じられ、内容自体は興味深いのですが、ここに見られるように、この本では「インディアン」という表現を使っているのが気になります。原作が”Indian”という表現を使っているのか、"Native American"を日本の読書の読みやすさを考慮してインディアンとあえて言い換えているのかは不明ですが、どちらにしろ「アメリカ先住民」という表現で統一すべきではないでしょうか。
今のアメリカ社会の原型が、独立以前からあったことに驚きます。また、この「年季奉公人」がいわゆるプアホワイトの原型かと思いますが、彼らが黒人奴隷と同じような扱いを受けていたことも衝撃でした。
長すぎる引用となりましたが、ものすごく興味深い指摘です。改めて、アメリカ合衆国は1つではないし、1つになどなれないというのが、よく分かります。
この本は数ヶ月がかりで読んでいるのですが、第3章の終わり(p.92)までの段階で、備忘録代わりのこの記事が4,000字を突破しました。よって、続きはまた別の記事にいたします。
見出し画像は、この本の分類では深南部にあたるフロリダのケネディ宇宙センターです。