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将軍の視点を手に入れる信~映画「キングダム2 遥かなる大地へ」~

「キングダム2 遥かなる大地へ」、観にいってきました。


いやはや、戦闘シーンに次ぐ戦闘シーンに、ちょっと参りました。まさか、ほぼ蛇甘平原の戦いだけで終わるとは……。もうちょい人間ドラマ的なシーンが、回想シーン以外にも欲しかったです。


とはいえ戦闘シーンは、全般的に前作に比べ、良く出来ていました。前作は、「レッドクリフ」に代表される中国の歴史映画の戦闘シーンと比べてしまうと、いささかお粗末な気がしたので。
ただ、時にワイヤーアクションばりばりな所があるのが、気になりました。見えないはずのワイヤーが、見えてしまうのですよ。いや、もちろん実際に映っているという意味ではなく、心の目で見えてしまうという意味ですが。


あと、これは私自身の問題ですが、どうも役者さんたちを他の作品の役柄と重ねて観てしまい、奇妙な思いになりました。政(吉沢亮)を見ては、栄一、妙な格好をしているなと思い、呂不韋(佐藤浩市)を見ては、上総介、相変わらずアクが強いなと思い、壁(満島真之介)を見ては、長七郎、いつ武将に出世したんだと思い……。要するに、大河ドラマの印象が強すぎるわけです。


しかし山崎賢人、やせ過ぎじゃないでしょうか。まだ「童信」だから、少年体型を意識しているのかもしれませんが、あの細さではあのスタミナは出ない気が……。


王騎のおかげで、信が将軍の視点を手に入れるシーンには、ちょっとぞくっとしました。この後の信が気になるので、来年公開の「キングダム3」も観るつもりです(相変わらず原作を知らないままで)。


見出し画像は、「キングダム2」を観た後に食べた、ミズ・カサブランカの担担麺。化学調味料っぽさがほぼなく、美味しかったですが、ちと高い気もしました。まぁ原材料価格も高騰していることですし、仕方がないですが。




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