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民主主義とは~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.406 2021.5.1)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事第9弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号では何といっても、特集の「コロナ禍で考えた”民主主義”」が秀逸でした。


7人の識者が「民主主義について考えたこと」というテーマで文章を寄せているのですが、民主主義の定義について改めて考えさせられました。


そもそも民主主義は多数決の論理で成り立っているのではない。広く意見を聞き、その中に少数であっても大切な意見があれば、それを拾い上げて辛抱強くみんなの合意を取るのが本来のあり方だ。(「ゴリラの民主主義」山極寿一)

あらためて確認しておくが、民主主義は多数決のことではない。その本質は「個人主義」と「対話」の尊重にあると私は考えている。戦後の日本社会においては、中間集団における「空気」の支配が、民主主義の成熟を阻害し、重大な意思決定を妨げてきた。(「個人主義」と「対話」の尊重こそ民主主義の本質」斎藤環)


お二人とも、「民主主義は多数決ではない」と強調されています。多数決ではないし、ましてや特定の誰かが通す我に、他の人が巻き込まれていくことでもないことを、覚えておきたいです。


ちなみに以前ブログの方で、山極先生の著書の感想をアップしたことがあります。


「ビッグイシュー日本版」のバックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間の定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。



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