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世界はきっと均衡を取り戻す~勝手に応援!「ビッグイシュー日本版」(VOL.405 2021.4.15)~

「ビッグイシュー日本版」を勝手に応援する記事第8弾です。そもそも「ビッグイシュー日本版とは何か」をご説明した第1弾は、以下をご覧ください。


今号ではまず、スペシャルインタビューでのソフィア・ローレンの言葉が印象に残りました。


トンネルの先に明かりがちょっとずつ見え始めるんです。はじめは光には思えない、残り火のようなもの。それが少しずつ勢いを増し、光へと変わっていくんです。その光は希望。きっとよくなる、世界は均衡を取り戻すんだという願い。信じれば信じるほど、きっと実現できるはずです。

世界をみていると目を覆いたくなるようなことばかりですが、必ず世界は均衡を取り戻すと信じなければいけませんね。そして、自分がなすべきことをなさなければ。


特集の「”渡り”と”回遊”」にあった、ツバメが「海の上を飛んでいくのか、中国大陸を渡っていくのか。詳しいルートはよくわかっていない」というのも、ちょっと面白かったです。身近な鳥のはずなのに、意外に分かっていないことがあるのですね。そして、すべてのツバメが渡りを行う訳ではなく、冬でも九州にはツバメがいるというのも知りませんでした。本物の「越冬つばめ」ですね。


「池内了の市民科学メガネ」の中の以下の言葉も、シンプルなだけに心に残りました。

春先の時を一つにした(新緑と毛虫と鳥の孵化という)三つの出合いは生態系の生物連鎖にとって決定的に重要であり、その一つでも時期がずれたら健全な生態系が保てなくなる。


また、写真家ウィルソン・リーの18~19年の香港を記録した写真集『平和日 As Days Go By』からの6枚の写真も印象的でした。何てことのない日常を切り取ったものばかりですが、2020年に国家安全維持法が制定される以前の香港の姿です。このような日常が香港に戻る日を、切に祈ります。


バックナンバーは、街角の販売者さんが号によってはお持ちですし、サイトからは3冊以上であれば送付販売していただけます。


コロナ禍のあおりで、路上での「ビッグイシュー」の販売量が減少しているそうです。3ヵ月間の通信販売で、販売員さんたちを支援することもできます。


もちろん年間の定期購読も可能です。我が家はこの方法で応援させていただいています。



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