【読書】強烈なヤギの呪い~『インド旅行記2 南インド編』(中谷美紀)~
*この記事は、2020年9月のブログの記事を再構成したものです。
何となく気になってしまい、中谷美紀の「インド旅行記」シリーズの続編を借りました。
↑kindle版
『インド旅行記1 北インド編』より、更に読みやすかったです。2日かからず読めてしまいました。
「北インド編」に引き続き、文句を言いつつ、魅了されつつのインド旅が続きます。憲法上、もうカースト制度はないはずなのに、実際には残っていることが実感できました。低いカーストには大学入学などの際の優遇措置があるので(この措置の存在自体、カースト制度の存在を認めていますよね)、比較的高いカーストのガイドが、カーストを1つ下げることを考えている、というエピソードには考えさせられました。
あと何と言っても、ヤギにまつわるエピソードが強烈! 文中に「ヤギを食べるとヤギの呪いで、体中がヤギ臭くなる」という言葉が出てくるのですが、私がエチオピア料理店でヤギを食べた翌朝にヤギ臭くなったのも、呪いだったのかもしれない(^-^;
見出し画像は、この時のヤギのカバブです。正確には、奥2本がヤギ、手前2本はトリですが。エチオピア料理店クイーンシーバに行った時の話は、以下のブログ記事をご覧ください。
まぁ中谷さんにとっての最大のヤギの呪いは、帰りの寝台列車と飛行機をめぐるトラブルかと思いますが。
しかし北インドから帰った22日後に南インドに行った中谷さん、南インドから帰った約1ヶ月後に、またインドに行くんだよな。その旅の記録である『インド旅行記3』も、いずれ読む予定です。
<追記>
このブログの記事を書いて2年経ってしまいましたが、実はまだ3巻は未読です。読まねばならない本が多く、なかなか機会を捕まえられません。
↑文庫版
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