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群さんの本は、またしばらくお休みにしようかな~『かるい生活』(群ようこ)~

*この記事は、2020年6月のブログの記事を再構成したものです。


群ようこが、体、物、しがらみの3つを軽くする過程を描いたエッセイ集です。

↑kindle版


体にたまった余計な水分を漢方で排出する話は、別のエッセイ集でも書かれているのですが、改めて読むと、いろいろな意味ですごい! 私も体内に余計な水分をため込んでいる自覚はあります。みぞおちあたりが固くなることが時々あるけど、あれが水分だったとは……。甘いものが良くないのは分かっているけど、やめられないなぁ。


物を捨てる話も、『老いと収納』などで書かれています。


改めて、私も少しずつ片づけをしようと思いました。


ここまでの「体をかるく」「物をかるく」の部分は、まぁ楽しく読めたのですが、「しがらみをかるく」の部分で、一気に嫌な気持ちになりました。これまた他のエッセイ集でも書いてきた、家族との確執が描かれているのです。

これを書いたことで群さんの心は多少なりとも軽くなったかもしれませんが、読んでいるこちらはたまりません。お母さんや弟さんの浪費癖を責めていますが、実は群さんも同じ穴の狢ですよね。だからこそ、捨てるべきものがたくさんあったわけですから。


これだから群さんの本は、読んだ後、「しばらく群さんの本は良いや」と思ってしまうのです。でも面白いので、ついまた、ふらふらと読んでしまうのですが。


↑文庫版



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