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15. ロジカルな showづくり|メッセージ性とかなくてもいい派|松田 優希

松田 優希

今回は、前回の内容に補足して書いていきます。

人に伝えるって難しいですよね。
私も、上手く意図が伝わらないことはよくあります。
この前もある会議で、「コロナ対策がどのくらい徹底できるか挑戦したい。」と熱弁したら、議事録の私の発言のところに「コロナにかかるか、かからないか試してみたい。」と書かれてました。
伝えるって難しいですね。
それでは今回もよろしくお願いします。

ここまでは、

「伝わる」ことの大切さ、「メッセージ性」の重要さを説いてきましたが、読者のみなさんの中には、【メッセージ性とかなくてもいい派】の人もいるかもしれない、と考えました。
その点について考えてみたのですが、ロジカルにshowを作りたいのであれば「メッセージ性を入れない選択」は、あまりおすすめしません。

ちょっと話題を変えてみます。

例えば、ヒットしたアクション映画を思い出してみてください。
その映画はアクションだけが羅列された作品でしょうか?
おそらく、そのアクション映画には、ストーリーがあり、恋愛や友情、復習、革命、自由、欲望、政治など、アクションとは別の「伝えたいメッセージ」が盛り込まれているのではないでしょうか?

実は、

アクション映画は、アクションを楽しんでもらうためだけに作られた映画ではありません。
【「アクションという手段」を使ってメッセージを伝えている映画】なのです。
ガードshowにおいても、技やフォーメーションは「手段」に過ぎません。
技やフォーメーションを使って、メッセージを伝えるためにshowがあるのです。

これからあなたは、

自分とメンバーの膨大な時間と労力、お金を使って10分に満たないshowを作っていきます。
そこに伝えたいことがない状態は、そのshowに取り組んだことに見合った外部からのリアクションが返ってこない場合が多いと予想されます。
ただし、あなたが、それを補填する特別なモノを用意できるのであれば、話は別です。
上手くいくことを祈っています。

次回、

『【企画編】②テーマ確定は熱量と民主主義のシーソーゲーム』
を書かせていただきます。ご参考になれば幸いです。
もし、面白かったら下の【スキ】ボタンを押していただけると励みになります。読んでいただきありがとうございました。
よろしくお願いいたします。

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松田 優希 - Matsuda Yuki -
Location:福岡
Player:カラーガード / 和太鼓
Production:ガードshow / マーチングshow / 和太鼓show / 映像作品
Mail:playback.td2020@gmail.com

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