拗らせ人事は、社会をフラクタル構造だと捉える
そもそもフラクタル構造ってなんぞ?
フラクタル(仏: fractale, 英: fractal)は、フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念である。ラテン語 fractus から。図形の部分と全体が自己相似(再帰)になっているものなどをいう。
Wikipediaより
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%AB
わかりにくいですね。。。
ちょっとでも伝わればと思うのですが、下記のような構造のことです。
三角が三角で構成されてます。
三角で三角を構成しているとも言えます。
自然界にもこういう構造は沢山見られます。
ブロッコリーとカリフラワーを掛け合わせた「ロマネスコ」です。マヨネーズで食べるとヤミツキになります。
その他、人工物のスポンジなどもフラクタル構造になっていると言われています。(興味があれば調べて見てください)
さて本題
それでは社会を構成しているものってなんでしょうか。
人です
【前提】
ここでは人と人が構成するものを社会とします。
二人以上の人が存在し、交流が行われた瞬間に"社会"が発生する。という前提で進めます。
社会のスケールは様々
同じ、"人"である以上、冒頭の相似は満たしていることになります。
カップル、兄弟、家族、学校のクラス、学校など、人がコミュニティを作っていればそれは社会です。
つまり企業も一つの社会
企業規模もあまり関係なく、例外なくこれに当てはまるんじゃないかな。と思うのです。
早速、矛盾をぶっこみます!
では人と人は必ずしもわかりあえるでしょうか?
僕の経験上、これは"否"です。
そもそも十人十色、千差万別、大カテゴリーでの"人"は同じくくりになっても。本来"人"はおおよそ違うものです。
だから、一度成立したカップルが破局を迎えることもあるし、学級崩壊なんて言葉が世にはばかったりしています。
家族はDNAレベルの繋がりがあっても残念ながら悲しい事件が起きてしまう昨今です。。。
円満な社会(コミュニティ)とは?
人同士の相似性をもっと掘り下げましよう。
便宜的に人を図形に例えます。
三角の人もいれば四角の人もいます。
この相似性に拘って組織を構成することが大切です。
四角の組織に三角の人がジョインしてもおそらく居心地はとても悪いのです。
三角の人がと超絶優秀であったとしても、その人は四角ではないからです。
パフォーマンスを全力で発揮出来ずに苦しむか、早期に離脱するでしょう。
だって四角を構成するの無理だから。。。
ここで三角の人に言いたいのは
「あなたは悪くない」
この一回の人間関係や仕事のやりづらさで自信を失ってしまう人もいます。
でもですね。これは雇用した方も雇用された方も、事前の理解が浅かっただけの結果です。
捨て鉢になる必要はありません。
※コミュニティブレイクや、アスホールみたいな行動をとったら、それは別件です。擁護できませんが。。
居心地の良い環境を探す
三角の人が超絶優秀なのであれば、活躍できる場所はほぼ絶対あります。
そこに全力を尽くすべきです。
その為にやっておくことが
自己分析です
本当にやりたいことや、妥協出来ないことなどははっきりとさせておき、企業にちゃんと伝えましょう。
一方で企業は?
早期に退職してしまう採用は不毛ですよね。
または
「こんなはずじゃなかった。。。」
なんてこともあるかもしれません。
企業も自社の分析しましょう
これまでにどんな社員が活躍しているのか、それはなぜ?
傾向が見えてくるでしょう。
それは創業時に掲げたミッションバリューに対する共感や、伴ってエンゲージメントを高水準で保って来てくれている貴重な仲間です。
誤解を恐れずに言えばサンプルは既にある。
優秀だったら問答無用で採用?
ってことじゃないわけですね。
どれだけ優秀な人が現れてもスタンスが違い相容れない人を採用するのはお互い不幸になります。
仲良くなれたとしても一緒に仕事をする仲間ではない人もいます。
そういう人は、繋がりを持っておくことでネットワークが広がりますので、大切にしましょう。
文字通り問答しましょうね。
雇用することが大切にすること。ではない!
人同士の距離感も、それぞれ最適な距離があるのです。お互いに何かポジティブな交換が出来るだけで良いではありませんか。
フラクタル構造の話に戻します
この概念的な思考で、ぶっとんでる。とか、オカルトだ。とか言われることもありますが、個人的な経験に基づいてお話ししております。この採用方針においては離職率は劇的に低減します。
裏を返すと組織の形を強引に変えようとすると、雪崩は起きやすいかもしれません。話が違ってくる訳ですから。
何が言いたいか
就職活動や、転職活動をする際、
新卒採用や、中途採用をする際、
双方向の歩み寄りはとても大切です。
ただし、自分を歪めすぎてはいけない
自然界にも溢れているフラクタル構造。
どうか皆さんもなるべく自然体で仕事に取り組める環境に出会えますように。。。
ここまで読んでくれた方に併せて読んで欲しいnote記事があるのでお時間あれば。。。
スタートアップはまずスタンドアローンコンプレックスを起こすべき|三月兎 @tadakoshi_kohei #note https://note.com/marchhare054/n/n6bbfb6dda02e
ミニマムなコミュニティからもっと大きなものまで全てがこれに当てはまると考えてますが、趣旨からずれますし誤解を避けるため明言は控えますので察して下さい(ФωФ)