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「子育てしにくい子」より「子育てしやすい子」の方が注意すべきだと思う。

先日、弟子がこんな記事を送ってきました。

「発達障害」と言う言葉に過敏になりすぎていませんか?

この記事は今の子育て状況を表しているのだと思うのですが、
「子育てしにくい」と感じる親が増えているのはなぜでしょう?

本当に手のかかる子どもが増えているのでしょうか?

それとも、そう感じる親が増えているということでしょうか?

この記事の中でも触れている「発達障害」
この言葉が市民権を得てからと言うもの
子どもだけではなく大人の人たちも「発達障害」だと周りの人勝手にレッテルを張ることが増え、迷う人たちがどんどん増加しています。

問題は「発達障害」であるかどうか?ではなく
子どもの問題行動と思われるのがどのようなものであるか?と言うことを
しっかりと把握し、理解することです。
その為には、子どもの発達についてしっかり知っておく必要があります。

「子育てしにくい≠発達障害」

子どもは、もともと自然に発達していきます。
子どもの行動は発達するための行動です。

だから、「子育てしにくい」ということをしっかりと深堀りしてもらいたいと思います。
単に、「大人のいうことを聞かない」ということが基準なら
その基準は変えるべきだと思います。

なぜなら、先ほども書いたように
子どもの行動は発達するために必要な行動だからです。

なんでも口に入れて、なめてみる。

ごはんを手づかみで食べたり、
手でぐちゃぐちゃにしてみたり・・・。

発達過程で必要な経験、体験を積むことは
健やかに発達するうえでとても大切なことなのです。
経験をしながら、脳が多くの刺激を受け、発達していきます。
感覚を統合していきます。

お母さんの話す口元を触ろうと手を伸ばしてきます。
その時にお母さんの発話の時の息の吐き方を知ります。
アルファベットを学んだ時に「p」の音の練習の時、
強く息を吐く練習をするように。

視力が上がってきて
いろんなものが見えるようになると気になるところに突進していきます。
手で触ろうとします。
つかもうとします。

歩き出したら、
いろんな感触を足裏で感じ、脳に伝えます。
部屋の中のフローリングの感触だけでなく
畳の上、芝生の上、砂浜、ボールプール、etc

世の中にはいろんな感触のものが溢れています。

それを「触るな。」と言うのは酷なことではないでしょうか?

と言うことは
「制止」すべきではないことも多いのではないでしょうか?

体験させ、発達を促すことを優先しましょう。


むしろ、体験させ、それを言葉を添えて説明してあげることは
言語の発達を伸ばすうえでもとっても大切です。
お母さんが良く言う「言語」を発達させる方法です。
「コミュニケーション」を取る大切な機会です。

危険ではないと思うことは体験させてあげましょう。

ほら、お父さんもよくやる「たかい、たかい」も
子どもは大好きですね。

高い所からのジャンプも好きじゃないでしょうか?

子どもの喜ぶことは
発達がそのことを望んている場合も多いのです。

ただ、本当に「発達上になんらかの遅滞」がある場合は
もちろん、相談すべきだと思います。

一つの基準として良いと思うのは
「母子手帳」に記載のある月齢と発達の段階です。
1歳半検診や3歳、あるいは3歳半検診はこの基準に準じています。
検診を待つというのも良いかもしれません。

もう一つ別の基準は お母さんの身心の状態です。
大切な基準の一つです。

夜泣きがずっと続いたり、
食が細くて食べさせるのが大変だったり。
この場合は、お母さんを疲弊させます。
大変な場合は、家族や友人、知人、あるいは地域にあるサービスなどを
積極的に利用しましょう。
我慢する必要はありません。

助けていただきましょう♪

子育てしやい場合は要注意!?

親の手を煩わせない子は反対にどうでしょうか?
いわゆる「親孝行な子」
良く寝るし、静かに座っている。
なされるがまま。

この場合も注意が必要です。
「発信が弱い。」ということです。

動物としての基本的欲求
「食欲」が見えない。
空腹であっても泣かない。ということにつながります。
オムツが濡れて不快であってもそれを感じない。
そのことを訴えないということです。

幼児にとっての唯一のコミュニケーションの方法が「泣く」ということですから、泣いて何かを表現してくれないというのはとても心配なことです。
ずっと泣き続けられるのもつらいですが、「泣かない」と言うもの心配すべきことの一つになります。


と言うことで、
大抵の場合の「育てにくさ」は
しっかり育っている証拠。と捉えられると少しは気が楽になるのではないでしょうか?

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