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【イベントレポート】編集者・まむしさんに聞く!「書く」先にある編集人材の生存戦略〜キャリア編〜|#マーブルコミュニティ
「#マーブルコミュニティ」では月に一度、オンラインイベントを開催しています。
2023年12月19日(火)は、「『書く』先にある編集人材の生存戦略〜キャリア編〜」をテーマに編集者のまむしさん(@mams428 )をお招きしました。
当日は、業界動向に左右されない編集者のキャリアデザインについてお話しいただきました。今回のnoteでは、イベントの様子をお届けします。
▼イベントの感想は「#マーブルコミュニティ」でもご覧いただけます。
#マーブルコミュニティ
— Kazuha@Webデザイン/ライティング勉強中 (@NKazuha3) December 19, 2023
まむしさん(@mams428)講師のライター&編集者の生存戦略
・コミュニティを活用
・質問や相談でコミュニティが活性化する
・薄い繋がりが有益な情報もたらすことも
・書く練習をしておくと発信しやすい
・心躍ることを言語化していく
・0はとりあえず挑戦して1にして
まむしさん(@mams428 )登壇の #マーブルコミュニティ のイベントに参加中✍️学んだことをアウトプットします👇
— みほ@旅するコミュマネ&ライター✈️ (@bh1ly) December 19, 2023
◎編集者と編集長は異なる:編集長は幅広いスキルが必要
◎変化の激しい時代だからこそ、+αのスキルを身につける
◎柔軟性と楽しむ姿勢を大切にして、「偶然」を引き寄せる pic.twitter.com/HffCJVp1au
「『書く』先にある編集人材の生存戦略」の開催背景と目的
今回のイベントの開催目的は、ライター・編集者になりたい方、編集者のキャリアステップに悩んでいる方に向けて、編集者に必要なキャリア形成の方法を伝えること。
また、編集長として活躍されているまむしさんのお話を聞くことで、キャリア選択の幅を広げてほしいという背景もありました。
21:00〜21:10 講師紹介/Check in
21:10〜21:14 Marbleコミュニティ、スクールについて
21:14〜21:26 業界動向からみる「編集人材のこれから」
21:26〜21:33 激動時代のキャリアデザイン論
21:33〜22:09 300人以上のライター編集者を面接して知ったキャリアが「行き詰まるとき」
22:09〜22:11 よりよい"編集ライフ”を歩むために必要なこと
22:11〜22:32 質疑応答/Check out
当日は上記のタイムスケジュールに沿って進行。編集者のキャリアデザインについて、解像度が高まる内容が盛りだくさんでした。最後の質疑応答時にはさまざまな質問が飛び交い、終始盛り上がりをみせた時間となりました。
講師紹介
大手Webメディア企業の編集部門の責任者 まむしさん(@mams428)
![](https://assets.st-note.com/img/1704695975453-hTlkBuDXsx.jpg)
大学卒業後、ネットニュースにて記者を務め、2013年には国内大手メガベンチャーへ転職。編集部門をゼロから立ち上げ、編集部門の責任者として10以上のウェブメディアの立ち上げに携わる。2020年には経営学博士(MBA)を取得し、ビジネス領域での理論を応用した編集現場の知見を各地で講演・執筆している。
編集者として生き残っていくには+αのスキルが重要!
イベントは、社会情勢を踏まえ編集人材が置かれている状況の説明から始まりました。
まむしさんによると、編集者のキャリア形成では画一的なロール・キャリアモデルは通用しなくなってきているとのこと。
生成系AIの誕生やインボイス制度の導入など、2023年だけで見てもビジネスモデルは激変しました。また今後も続きそうなトレンドとしては、案件の多様化や、ビッグデータ・AIの活用、取材ニーズの高まりなどが挙げられます。そのため、編集者に求められるスキルが多様化しているそうです。
単に「読みやすい文章に修正できる人」というだけでは編集者として生き残るのは厳しく、+αのスキルが必要になってきているとのお話もありました。
弱いつながりが新しいチャンスをもたらす!?コミュニティの重要性
まむしさんによると、ライター・編集者は好奇心、行動力を活かせるお仕事。しかし、その好奇心や行動力を存分に活かしてキャリアアップするには、新たなチャンスを自ら手繰り寄せる必要があるそうです。
「チャンスを引き寄せるためには、コミュニティを活用することが大切です」とまむしさんは続けます。
コミュニティを活用する理由としては、普段接している家族や親友などの社会的つながりが密接な人よりも、適度な距離感を保てる人間関係の方が有益な情報をもたらしてくれるからです。
弱いつながりからは新しい情報を得やすいため、コミュニティでも普段接しない方と関係を作っていくと良いでしょう。編集業について自分にはない視点を持つ人と語り合えることも、コミュニティに所属するメリットのひとつですね。
米スタンフォード大学の社会学者/マーク・グラノヴェッター
#マーブルコミュニティ
— Kazuha@Webデザイン/ライティング勉強中 (@NKazuha3) December 19, 2023
まむしさん(@mams428)講師のライター&編集者の生存戦略
・コミュニティを活用
・質問や相談でコミュニティが活性化する
・薄い繋がりが有益な情報もたらすことも
・書く練習をしておくと発信しやすい
・心躍ることを言語化していく
・0はとりあえず挑戦して1にして
また、コミュニティ選びや活用ポイントも教えていただきました。
コミュニティ選択のポイント💡
・初心者、中級者、上級者とさまざまなレベルの人がいるか
・専門テーマについてステークホルダー(仮想読者)と触れ合える環境であるか
相談されると嬉しいと感じる人は多いため、積極的に相談したり、自分から発信したりとメンバー同士で交流を図って新しいチャンスを掴んでほしいとのことでした。
編集者の各フェーズごとに必要なステップアップ法を解説
本来、編集人材はチャンスに恵まれた職種にも関わらず、キャリアに行き詰まる人が多いと感じるまむしさん。
300人以上のライター編集者と面接を行ったまむしさんだからこそ感じる、「編集者としてキャリアに行き詰まらないために、各フェーズでやっておくと良いこと」があるそうです。
1.駆け出し期
生産性資産、変身資産、活力資産の3つを形成しておくこと。とくに、ポートフォリオに記載できる“生産性資産”は早いうちに形成し、短期成長だけでなく長期的な種まきを行うことがベター。実績の0を1にしておくことも重要。
2.中堅期
多様な依頼が増える時期のため、“自分にとって本当に必要か”を定期的に考え「やらないこと」を厳密に決めておくことが重要。自分でなければならない理由や心から踊ることを普段から言語化しておくことで、理想のキャリアを目指せるようになる。
3.シニア期
スキルの陳腐化を防ぐために、一定期間新しいチャレンジをすることが重要。スキルの賞味期限は短くなってきているため、小さいチャレンジを重ねて徐々に自分の強みをシフトチェンジすると良い。
シニア期
— 金井みほ|広報・取材ライター (@kanamin_koto8) December 19, 2023
「スキルの陳腐化」過去の成功が長いこと通じない。
スキルの賞味期限がどんどん短くなるため、自己変革がとても重要に。
✅新しいものは考えず「やる」
✅一定の時間は「新しいこと」をやる
✅関心を持ったらまっさらな気持ちで飛び込む
自分ができる仕事はどんどん渡す🤝
また、自分のキャリアを相対的に見て、自分が今どの立ち位置にいるのか?を定期的に振り返ることも重要だと教えていただきました。
最後にまむしさんから、イベント参加者に向けてメッセージもいただきました。
編集人材としての1番の生存戦略は、自分が本気で楽しめることを探し出すことだと思います。「自分の軸は何か」を考えた上で、悩む価値があることに時間をかけながら、長期的に理想とするキャリア形成を図ってほしいです。
編集者・ライターのスキルは汎用性が高いので、色々なことにチャレンジして自分にしかできない仕事とキャリアを掴み取ってください。
まむしさん(@mams428 )が登壇する #マーブルコミュティ イベントに参加しました✨
— 綾 ひさよ@ライター (@ayahisayo_write) December 20, 2023
✅自分の心躍ることを言語化し続ける
✅ブランディングも兼ねてnote発信
✅新しいものはしのごのいわずやる!(Chat GPTなど)
自分のやってたこと、やろうとしてたことに自信を持てた💪
毎月さまざまなイベントを実施する「マーブルコミュニティ」への参加方法
「#マーブルコミュニティ」では、毎月さまざまなイベントを実施しています。コミュニティメンバーは、イベントや勉強会などにリアルタイムでご参加いただけます。
2024年からは、偶数月に限定5名でコミュニティメンバーを募集することになりました。詳しくは下記のnoteをご覧ください!
執筆/Roko(@rokko_arki)
編集/八巻美穂(@bh1ly)
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