見出し画像

未来を見た日〜サザエさん長谷川町子美術館〜

私たちBumPutty(バンプティ)は姉妹で活動しているユニットです。
今回は、サザエさんの作者である長谷川町子さんの美術館に行ったお話です。
実は私たちと共通点があることを知ったので、今回は記事にすることにしました!

東京の桜新町 長谷川町子美術館へ

画像1

10ヶ月ぶりに東京へ行った日、とても早く用事が済んだので帰り道に長谷川町子美術館へ行ってみました!

ご存知の方も多いと思いますが、長谷川町子さんはサザエさんの作者です。
他、いじわるばあさんやエプロンおばさんなどもの作品を長谷川町子さんの作品です。

美術館までの道のりもわくわく

桜新町の駅から長谷川町子美術館までは10分弱。
その道にもサザエさんがたくさん!あっちにもこっちにも!
建物や像だけでなく、ポストなんかにも書かれていたり!!

画像2

画像3

画像4

美術館までの道に続いていた登りはこちら!艶やかな色で美術館までわくわくです。

サザエさんにはクリエイターのこだわりが詰まっている

画像5

今回の企画は別冊サザエさん!

別冊サザエさんというのは、既に新聞で連載した漫画を修正・追記して本にしたもの。

ここでは別冊サザエさんの表紙の印刷指示書の様なものが飾られていました。

デジタルではない時代、実際に長谷川町子さん本人が書いた表紙のイラストに、色や色むらの指示が書かれていました。

今はデータ1つで終わるものが、手で1つずつ作られており、印刷で思い通りのものを作るのは難しかっただろう時代にクリエイターとしてのこだわりを感じました。

漫画のタイトルの見出しデザインも毎回違っており、1つ1つへの強いこだわり、クリエイター魂がひしひしと伝わってきました。


私たちとの共通点〜姉妹〜

長谷川町子さんと私たちとの共通点は「姉妹」

長谷川町子さんもお姉さんの毬子さん、妹の洋子さんと3人で姉妹社という会社を立ち上げ、サザエさん関連の本の出版などを行なっていたそうです。

お姉さんは営業を、妹さんは経理をしていたとのこと。
姉妹社のロゴはSが3つ。自分たち3人姉妹を表していた様です。

サザエさん第1巻は全然売れず家の中は返品された本で埋まってしまい…第2巻を出すと飛ぶように売れ、1巻の在庫もなくなったと…姉妹の奮闘するストーリーにもわくわく。

長谷川町子さんが漫画家になるきっかけから亡くなるまで「家族」の存在が大きく、ご本人も家族1人1人のキャラクターもとても興味深いなと思いました。

今の私たちに通ずるものを感じ、家に帰ってから色々調べてみたりしました!
お姉さんが主人公となった朝ドラがあったそうで、それもみてみたいなと思いました。

カツオの帽子って季節で色が違うって知ってた?

画像6

画像7

驚いたのが、アニメーションもトンマナが細かく決まっていること。

トンマナというのはトーン&マナーのことで、統一感を持たせるためにそれぞれのルールを定めたもののことで、デザインでもトンマナが決められていることがあります。

ここではカツオの帽子やみんながご飯を食べる部屋のカーテンは夏と冬で変わっていることや、ビールや電話のハイライトの入り方など、細かく書かれていました。

電話はバストアップの画角の場合はハイライトが入ると決まっている様です。

こういう細かい1つ1つに長年のサザエさんアニメーションは支えられてきたんですね!

こんなとこにもこだわりが!

長谷川町子美術館は大きな美術館ではありませんが、いろんなところにこだわりが!

▼それぞれの人物相関図の背景は主人公の顔のシルエット

画像8

▼お土産屋さんの値札は新聞風デザイン

画像9

画像11

ポストカードを買ったお土産屋さんの袋の裏側にも漫画が印刷されていたり…

▼代表作の主人公3人の像
(サザエさんうちあけ話という本の表紙絵を象にしたものが入り口に)

画像11

▼ここから少し離れたところにはこんなものが
 (こんなところでもマスオさんは頑張っています笑)

画像12

クリエイターとしてとても勉強になる場所

画像13

サザエさんなどの漫画自体にも、美術館にもこだわりがたくさん詰まっており、ハッとさせられることが多い美術館でした。

デザインを作ったり、イラストを描くことも試行錯誤の連続。
時にはクリエイターの大先輩を思い出し、姉妹での活動を続けるコツも学びたいと思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?