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厨房作業見直し隊ムロの「未来厨房への歩み(もがき)エピソード3

エピソード3「気づかれていないと思ってると思うけど……」

 
こんにちは。厨房作業見直し隊 、隊長のムロです。
月に一回ペースで、介護施設厨房を未来型に変える歩み(もがき)をみなさんにお伝えしていきます!応援してもらえると嬉しいです。
 
 
今回は、わたしとモルツウェルの出会いについて、お伝えします。
 
 
 
2019年、縁あって大阪から島根県松江市に移住。最初は、調理の経験を活かし、レストランの厨房で働き始めました。
 
 
そこはフレンチの技法を使ったバイキングスタイルのレストラン。ディナー単価は5,000円程度とフレンチにしてはリーズナブルでしたが、ソースやドレッシングはほぼ手作り。フォアグラやセップ茸など、今まで扱ったことのない食材に触れられて、毎日ワクワク料理をしていました。
 
 
 そんな楽しい日々も束の間、2020年4月コロナによる緊急事態宣言により、店は休業を余儀なくされました。休業期間は1ヶ月でしたが、その後客足は戻らず、1日平均5人程度と、コロナ前の10分の1にまで下がってしまいました。
 
 
こうなると調理師は時間削減をするよう言われます。残業はできない、月の休日が2日も増える、それにより給料は目減りする一方……。
 
 
当時2人目の娘が産まれたばかりでお金が必要だったことから、早朝と休日は近くのスーパーで魚の下処理やパック詰をするアルバイトを始めました。
 
 
そんな状態がしばらく続き、このまま回復の兆しが見えない外食産業で働き続けることにわたしは不安を覚えました。また、以前からお店のマネージメントに興味があったこともあり、転職を考え始めたのです。
 
 
食には携わりたい、でも外食産業には不安がある。
そんな時「介護食」という食のジャンルを知りました。
 
 
当時、母方の祖母が認知症になり、祖父が一人で介護に当たっていたのですが、身体的、精神的な疲れから祖母を施設に入れることを決めた、と母親から聞いていました。
 
 
それまで考えたこともなかった介護業界。「介護施設」「介護食」について調べていると、介護食を製造し、施設の厨房を運営している会社が松江市内にあることを知ったのです。
 
 
その会社はちょうど、厨房運営の管理者を募集していました。それを見てわたしはすぐ、応募することを決めました。
 
 
その会社では面接が2回あり、1回目の面接は一般的な形で、志望動機や職歴を聞かれました。教員から調理師、その後介護業界を選ぶことは珍しいと思い、心境の変化について詳しく話をしました。
 
 
その面接の帰り際、面接官から言われた一言が、今でも忘れられません。
 
 
コロナ禍で、わたしは面接にも関わらず顎髭を生やしており、それをマスクで隠していました。
 
 
最後の挨拶を済ませて部屋を出ようとするわたしに向かって、面接官はこう言ったのです。
 
 
「おそらく2次面接に進むと思います。その前に一つ言っておきます。気づかれていないと思ってると思うけど、次回はきちんと髭を剃ってくるように。常識だよ」
 
 
自分の情けなさを反省しました……。
 
 
2回目の面接は、社長・役員を含め5人も面接官がおり、かなり緊張したことを覚えています。面接では志望動機などは聞かれなかったので、これまでの経験や家族構成、島根にきた理由など、色んなことをざっくばらんに話しました。
 
 
その中でも、両親の話がすごく盛り上がりました。わたしの両親は「田舎暮らしがしたい」という理由で、50歳で仕事を辞め、その半年後岡山に移住しました。その盛り上がり方が今までの面接にはないものだったので、好印象を受けました。
 
 
面接の終盤になってわたしは、「調理の経験はあるが厨房全体の管理者としての経験は全くない」ということを正直に話し、「とにかく勉強したい」という熱意も面接官に伝えました。
 
 
それを聞いた面接官は、「調理師免許をもった若い人材をずっと探していた、やっと捕まえた、ぜひ一緒に走って欲しい」と言ってくれたのです。
 
 
もちろんその場ですぐ「よろしくお願いします」と言い、入社が決まりました。
 
 
そ会社が、モルツウェル株式会社です。
 
 
最終面接の日はもちろん、ひげは剃って行きました(^ ^)
 
 
──次回は、モルツウェルに入社した直後の経験をお伝えします!
 
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【ムロ(岩室匠)プロフィール】
 
兵庫県尼崎市出身30歳のムロ。
 
大学を卒業後、英語教師、調理師を経て、介護業界に入る。
 
4年前島根県松江市に移り住み、始めた家庭菜園にどハマり中。
 
今年こそは大玉スイカを収穫したい。
 

 
毎月発行しているニュースレター!新工場設立から一年。今後ともよろしくお願いいたします。
 

 
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