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【1分解説】マーケティングに活かせる「イケア効果」とは?

こんにちは!

「マーケティングリサーチをもっと身近に」をモットーに、ビジネスに役立つ動画を更新するYouTubeチャンネルのMAppsチャンネルです。

今回は、4月の記事に引き続きビジネスに役立つ用語の1分解説をしていきたいと思います!

今回解説するのは、心理的効果でありマーケティングにも活かせる「イケア効果」。解説は動画でも公開しているので、是非noteと合わせてご覧頂けたら嬉しいです。

それでは早速解説していきましょう!

イケア効果とは

イケア効果は、自分が苦労して手を加えたものに対して本来以上の価値を与えてしまう心理効果のことで、認知バイアスの1つになります。

この「イケア効果」という名前は、大手家具屋のIKEAのビジネスモデルに由来しており、自分で組み立てが必要なIKEAの家具が、完成品の家具を買うよりも価格以上の価値や愛着を感じやすいことから名前がつけられました。

この「イケア効果」は生まれたきっかけになったのはホットケーキミックスでした。

昔、アメリカの食品会社がホットケーキミックスの売り上げを伸ばすために、元々粉に水を混ぜて焼くだけだった商品に、あえて卵を加えて混ぜるという一手間を加えたところ、売り上げが上がったそうです。

この事例から「ちょっとした労力が価値向上に繋がるのではないか」という仮説が生まれ、実際に実験が行われた結果「イケア効果」が発表されました。

現在はデアゴスティーニやプラモデルもこの「イケア効果」を活用しているといわれています。

通常の商品開発では「いかにユーザーの手間を減らすか」という部分に注目しがちですが、今回の「イケア効果」を予備知識として知っておくことで、商品に対して愛着を持ってもらうためのマーケティング施策のヒントになるのではないかと思います。

補足

ちなみに、上記のホットケーキミックスの事例については、あまりにも工程が簡単すぎると「周りから手抜きと思われてしまう」という社会規範も背景にあると、行動経済学では考えられています。

さいごに

今回は「イケア効果」を簡単に解説しましたが、いかがでしたでしょうか?

今回の内容に関する質問や、他に解説してほしい用語がありましたら、ぜひ気軽にコメントで教えて下さいね!

最後までお読み頂きありがとうございました!

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