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『メリ』を読んでみた

訪問ありがとうございます。マリナです。

今回は、こちらの本を読みました。短めの作品でしたが、いつの時代でも大切な内容が書かれています。

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こちらの本について感じたことを簡単に書いていきます。

※ネタバレ注意です。


病弱な子どもがとあるきっかけで自然と強くなっていった


病弱な子どもでも、きっかけがあれば自然と強くなっていくことでしょう。


メリは、物語に出てくる病弱な子どもです。学校やピアノも長く続けることができないくらいにです。残念なことに、お医者さんからも「長くはないでしょう」と言われてしまいます。


ですが、ある日入院生活をして、看護師さんや患者さんと関わったことでメリの中で何かが芽生えたのでしょう。怪我をしたツバメを治療するときに、まるで本物の看護師さんのような態度を取ったのです。

それから、メリの看病でいろんな動物達の怪我が治るという。もちろん、動物本来の治癒能力もあるとは思いますが、メリの不思議な力は彼女自身も強くしていきました。

そして、メリの病院を見た看護師さんから「生きがいを見つけられたので、長く生きられるだろう」と。彼女は病弱でしたが、必ずしも乗り越えられないわけではなかったのですね。


生きがいを見つけるのは本人次第でしかないので強制はできない


他人の「生きがい」を強制することはできません。生きがいを見つけるのは、本人次第なので。


彼女は、子どもにして「生きがい」を見つけて人生を楽しんでいます。しかし、現実には「生きがいを見つけられない」という人も多いでしょう。物があふれた現代でも、何かに興味を持つのは難しいこと。

おそらく「生きがいを見つけられないのは、なにも体験してないからだ」とは思います。ただ、人によっては今は生きがいを見つけるタイミングではないのかもしれません。

どんなに、人生のためになる物でも、無駄な物でも、強制的に取り入れることは不可能です。仕事ならともかく。いえ、仕事こそ「生きがいのある仕事」を見つけるのがいいのかなと。


あるいは自分にとって負荷がかからない仕事を。もちろん、この「負荷」は人によっても違うと思います。「1時間の残業は楽勝」という人もいるでしょうし「30分でも残業したくない」という人もいるでしょう。

「生きがいを見つけるのが難しい」というのならば、負荷のかからない生活をしてみるのもよさそうですね。


これは私の考えですが「自分にとって『マイナスになる負荷』を受け入れ続けてしまうと、いつまでも我慢をしなければならない。それを続けていると、いつの間にか自分だけでなく、周りを巻き込んでしまう」

自分にとって「プラスになる負荷」ならば負荷を受け入れるのも悪くありません。しかし「マイナスになる負荷」を受け入れすぎてしまうと、不幸になってしまいます。一時期的ならばいいのですが。


「人が言っているから『マイナスになる負荷』を我慢しなくてはならない」多くの人がそう思っているかもしれません。ですが自分が辛いと思ったら「マイナスになる負荷」から逃げてもいいと思います。

自分にとっての「生きがい」は、我慢をしすぎている人達には表れないと。そう、私は信じています。推しを見つけたら、とことん楽しむ時間もほしいですからね。

もちろん、仕事に悪影響が出ない範囲で。


見返りを求めないのも悪くないし見返りを求めるのも悪くない


「見返りを求めない」のも悪くありません。もちろん「見返りを求める」のも悪くないですよ。


メリは特に見返りを求めることなく、動物たちの看病をしていました。純粋に、動物達のお世話をしていたのです。ですが、あるときお礼の品をメリはもらうことになります。

これは、彼女が思っても見なかったことでしょう。たしかに、彼女は「みんなと仲良くなりたい」という気持ちはありました。ですが「お礼の品がほしい」とは思ってもいなかったでしょう。

メリは結果として「みんなと仲良くなり、お礼の品ももらえた」のですが、見返りを求めていたとしても同じ結果だったように思えます。そのくらい、彼女は自分がすることに対して真摯しんしに向き合っていたのです。


多くの人が、なにかしらの見返りを求めて「仕事」や「自身のやるべきこと」に挑戦しているかと。見返りが1つもないと、やっている意味ありませんからね。

ただ、その見返りが「お金」などの「見える物」だったら、注意が必要かと思います。いえ、お金を求めるのは悪くありません。私も「パソコンを毎日開く理由は、お金を稼ぐため」ですから。

遊んでいるときもありますが、パソコンを使ってお金を稼ぎたいと考えていますし。遊んでいるときの方が多い気が...ただ本当に見返りを求めたいのであれば本気で物事に取り組むことは必要です。


これが上手くいけば苦労はしないんですがね。


今やっていることで「見返りを求めるのが難しい」のならば別のことをやってみるのもありかもしれませんね。別のことをやっていくうちに「自分がしていたこととの共通点」が見つかるかもしれません。

そこから、自分が本来やりたかったことの再出発ができることでしょう。私も、何度もその経験がありました。もちろん、忘れることもありましたが、必ずどこかで共通点を見つけているのです。

おそらく、心の底から「これがやりたい」と思っているので、共通点に目がつきやすいのでしょう。自分に関係のあることが目についたら、チャンスかと。


求めた見返りが、ちゃんと自分の元に来るように努力したいですね。もちろん、正しい方法で努力をするのは大事です。ですがすべての人に正しい方法が合うとは限らないので、難しいですね。

自分のペースで努力して、見返りを得たいところです。


まとめ


今回は『メリ』という本を読んで、思ったことについて書きました。「生きがいを見つけて、誰かからお礼をもらう」それを求めて、日々を過ごしたいですね。

「生きがいと見返りを求める」のは、いくつになっても大事ですよ。


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