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光と光が交差するとき

フラッシュが嫌い。なるべく自然光がいい。見過ごされるようなものが好き。忘れそうな写真が好き。あまり強くない、弱々しくポツンとあるような写真が好き。それは時に、何よりも強力。誰かから何かを受け取ったような写真が撮れたとき、それはとても不思議だけれど、当然だと思う部分もある。人間の思考を超えたところに写真が在る、という気持ちになる。

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偶然に喜ぶ自分が好き。行き当たりばったりが性に合う。何も決めてないところから始めるのが好き。知り合いが一人もいない空間に行くときの緊張と勇気と好奇心が好き。何も考えてないフリをするのが得意。歩きながら頭の中だけはどこかもっと遠くへ行く感覚がある。

写真の好きなところと私の好きなところ、ちょうど交わるところに身を置けたとき、なんとも言い表し難い喜びで満たされていく。

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