どこへ逃げても親がいる
家や家族から逃げたかったはずなのに、連休は必ず帰省している。普段家族とは滅多に連絡を取らないし、祖母からメールが来るだけで憂鬱になるし、電話なんて1回もかけたことがない。それでも毎回律儀に帰省する。「帰らなければいけない」という強迫観念じみた気持ちと、家族側の「帰ってきて当然」という態度に逆らえないせいもあるが、何よりも「家族以外に頼れる相手がいない」という思考そのものが私を地元に帰らせているのだと思う。
1人で生きていきたいと思う。できることなら、誰にも頼らずに生きていき