今週の短歌まとめ【84首〜96首】
マスクで隠した口紅君だけに見せるこんなに赤くてやわい
誰しもが生きづらいわけではなくて私だけ踏んでる水たまり
眼鏡外しても見えるオリオン座なんでもいいの、信じてるから
陽の光から逃げるように帰路につく起きなくてもいい朝が来る
君が愛せない君の涙を受く器のような春の三日月
ちいかわの方がえらいよ私まだ頑張りたいこと頑張れてない
カフェの誰かが別れ話をしてるパフェもケーキも終わりがあって
「好きだよ」と言えば許すと思ってる、ホントムカつく、(だけど好きなの)
(好きだって言うだけですぐ流されて扱いやすい君が)好きだよ
悲しみが遅刻してくるあたたかいスープをゆっくり飲みこんだとき
「ハイ」だけはハキハキ言える慣れちゃって頑張ってる感だけで生きてる
「選ばないなら捨ててけよ」お前しかいないのに捨てて行くのかよ、なあ、
この熱は俺ら2人じゃ見えなくてお前を置いてく俺を許せよ
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