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日本の苔百選(順次追加中)

アオギヌゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影
ツンツンふわふわできめ細やかな葉が特徴的です。
湿った状態を維持してやると這うように美しく成長します。

アオモリサナダゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
木の根元、腐木上、岩上などにも生える。 
真田紐の織り方に似ているのでサナダゴケというらしい。

アラハシラガゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:反日影
庭園材、苔玉、正月飾り、装飾素材に使われ、粉砕して土壌改良にも使用される。比較的生育が早く育てやすい。

ウィローモス

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影
とても丈夫で飼育しやすく人気があります。
カワゴケの一種なので水中でぐんぐん成長しますが、陸生させるとさらに繊細で美しい姿が見れます。
石や流木に活着しやすく、成長を長く見守り楽しめます。

ウチワゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
小さなウチワが並ぶような姿が可愛らしい小型のシダ植物。名前にコケと付くがコケではない。自生環境が似ているので、通常の苔テラリウム管理で栽培できる。

エゾチョウチンゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆
生 息 地:半日影〜日影
亜高山帯(1700~2500m)に生えるチョウチンゴケの仲間。森林の倒木の上などに生えていることが多い。ツンツンと上向きについているのはエゾチョウチンゴケの無性芽。

オオカサゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影
名前の通り、傘状の美しい葉が特徴的。日向(一日4時間以上日が当たる場所)~半日陰(一日の内で数時間だけ日が当たるような場所、または木漏れ日がさす場所)によく生えてます。

オオサナダゴケモドキ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
細い筆のようにしなやかで美しいコケです。
マット状になっているのでレイアウトの前景に使いやすいです。

オオシラガゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
シラガゴケ科のコケの中では、やや大柄になる種類。乾燥すると葉の先端が白っぽくなります。テラリウム栽培でも形が変わりにくく育てやすい種類です。

カサゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆
生 息 地:半日影〜日影
落ち葉の体積した土壌などに自生しています。カサ状に開いた姿は、緑色の花の様でとてもきれいです。年に一度、地下茎から新芽を出します。道草ではカサゴケ・オオカサゴケ・カサゴケモドキをカサゴケとして扱っています。

ギンゴケ

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育てやすさ:☆
耐 熱 性:☆☆☆☆☆
生 息 地:日向
コンクリート上など日当たり良い場所にはえています。乾燥すると表面が銀色に見えることから銀苔。蒸れると白カビが発生しやすいため、テラリウムにはやや不向き。一番身近に手に入る種類のため、初心者が失敗しやすい種類。

クジャクゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆
生 息 地:半日影〜日影
小さな羽を広げたような姿が綺麗な種類。仮根が発生しやすく、石などに着生させることもできます。元の方から枝を伸ばして増えていきます。

クモノスゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:日影
湿った場所を好み、乾燥には弱い。海藻のような姿が面白い。乾かさないように水を多めに育てる。やや水を溜めた状態で育てても良い。

クラマゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日陰
日陰に生える小型のシダ植物。名前にコケと付くがコケ植物ではない。成長が早く春から夏は次々増えるので、大型の容器で育てるのに向いている。

ケチョウチンゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影
赤みを帯びた緑色で、葉の中心から全体に仮根が毛のように発生するのが特徴。一見すると地味ではあるが、何とも言えない愛らしさがある。

コウヤノマンネングサ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆
生 息 地:日影
日本に自生しているコケでは最も大型の種類。落ち葉が堆積した腐植土に生えることが多い。年に一度地下茎から新芽を伸ばします。苔とは思えない姿から人気の種類だが、やや気難しく、環境が変わると葉が黄色く痛みやすい。

コケシノブ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆
生 息 地:半日影〜日影
森林の岩の上などに生える小型のシダ植物。透き通る葉が美しい。名前にコケと付くがコケ植物ではない。乾燥に弱く、乾くと葉が縮れる。

コスギゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影
スギゴケの仲間で小型の種類。湿った土に生え、神社の境内や公園などで見かける。

コツボゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:日影
湿った土の植えや、倒木の上に自生しています。透き通るような緑色が綺麗です。特に水を与えたときに葉がキラキラと輝くように見えます。また仮根が発生しやすいので、着生として楽しむこともできます。

シッポゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
ふさふさした尻尾のような形からシッポゴケの名前。オオシッポゴケ、ナミシッポゴケなどシッポゴケの仲間を総称として扱っています。森の木下などに生えており、明るめの日陰を好みます。

シノブゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
林床の湿った倒木上に自生しており、マット状にひろがる。繊細に枝分かれする姿が美しく、小さなシダのようにも見える。仮根が発生しやすいので、着生として楽しむこともできます。

ジャゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
ヘビのウロコのような模様からジャゴケの名前。指で強くこすると松の葉のような爽やかな香りと、マツタケのようなキノコの香りを感じることができる。分類が進み現在ジャゴケは、オオジャゴケ・マツタケジャゴケ・ウラベニジャゴケの3種に分類されている。写真は関東に多く自生しているオオジャゴケ。

スギゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日向
大型で直立するため庭園の石材に映え、庭園材としてもっともよく使われます。明るい場所を好むため、日当たりのよい枯山水の庭などに利用されることが多い。近縁種でオオスギゴケは日陰に生える。

スナゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆☆
生 息 地:日向
日当りの良い岩上などに自生しており、日当り乾燥に強い。空気中の湿度を好みますが、群落が常に濡れた状態になるのを嫌います。日当たり乾燥に強いので、日向の苔庭や屋上緑化に使われることも多いです。室内園芸用として雑貨店・量販店などで販売されることも多いが、室内ではやや育てるのが難しい種類です。

ゼニゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:日影
人家の北側や鉢植えに生えることが多く、嫌われ物になりがちの種類。春と秋に発生する傘(雌器托・雄器托)は小さなヤシの木のようで可愛らしい。ゼニゴケの吸盤上の部分には無性芽(クローン)が入っていて、水がかかると飛び散り広がっていく。とても繁殖力の強い種類である。

タチゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影
湿った土を好み、公園や寺社で見かけることも多いです。波打つ葉が特徴で、スギゴケと比べると葉が透き通っています。乾燥すると葉が丸まり、細長いサクも特徴的。

タマゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆
生 息 地:半日影〜日影
森林の明るめの林床に自生してます。まん丸の胞子体を付けることからタマゴケの名前。柔らかな緑色が綺麗で人気のコケです。暑さにやや弱くコケの先端が茶色く変色しやすいのが欠点。晩秋から冬の寒い時期に新芽を出し成長します。蒔きゴケで増えやすいので、葉を細かく刻んでソイル上に蒔いて増やしたり、石の上に蒔いて着生させる楽しみ方ができます。

チョウチンゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
楕円型で波打った透明感のある葉が特徴的です。
コツボゴケと同様に水をあげるとキラキラと美しい姿が見られます。

ツヤゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影
林床の倒木や岩上に自生しており、コケ盆栽や苔玉としても利用できます。乾燥するとツヤツヤと光沢があるよに見えることからツヤゴケ。道草ではエダツヤゴケ・ヒロハツヤゴケを総称してツヤゴケとして扱っています。

ツヤハイゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影
里山や市街地でも緑の多い場所でなら普通に見られる苔で、乾燥してもあまり葉が縮れないため、苔玉の素材としても使われる。かわいらしい名前のためか雑誌で紹介されたことで一般的に扱われるようになった。

トラノオゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影
1本でも存在感がある特徴的な葉が美しく、レイアウトのアクセントに重宝します。乾燥には強いですが、湿った状態を維持することで育成がしやすいです。

ネズミノオゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
落葉樹林などに自生している。ネズミのシッポのように見えることから名づけられた。

ハイゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
苔玉、庭園材、テラリウム、水沈栽培など用途は多い。乾燥してもフワフワとボリュームがあるためディスプレーなどの装飾素材にも利用。

ハマキゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆☆
生 息 地:日向
石垣やブロック塀など、比較的日当たりが良く、乾燥する場所を好みます。乾燥しているときは葉が縮れていて、雨などで濡れると葉が綺麗に広がり鮮やかな緑色になる。乾燥に強く、街中でよく目にするコケであるが、室内で育てようと思うと難しい種類。

ヒカリゴケ

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育てやすさ:☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:日影
岩の隙間などの湿った土の上に生えています。
ヒカリゴケの配偶体は自生地が天然記念物に指定されているところもあります。
隙間や日陰など暗い所に生えているため、他の苔と一緒に育てるには不向き。

ヒノキゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:反日影〜日影
森林に生えるコケで、別名「イタチのシッポ」とも呼ばれています。姿が美しいので苔庭などにも利用されることもあります。湿度を保つことができるテラリウム向き。伸びすぎた葉や、茶色くなった部分は、マメにトリミングして綺麗な状態を保つようにしましょう。暑さ寒さに強いので育てやすく特に初心者向け。

ヒメジャゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:反日影〜日影
ジャゴケのように表面が蛇の鱗のように見える。全体にジャゴケよりは小型で、ジャゴケ同様に指でこすると香りがあります。
水分を多く必要とするので、水を多めにして乾かさないように注意すること。

ヒロクチゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆
生 息 地:半日影〜日影
畑の土上に散生している小型のコケで、高さは3mm程度。本州から沖縄まで普通に見られる。明るい半日陰によく見られるが、とくに畑土が新しく露出したところに最初に旺盛に生えてくる。園芸には余り適さないが、増やすのは容易です。

フウリンゴケ

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育てやすさ:☆
耐 熱 性:☆
生 息 地:半日影〜日影
小型のスギゴケの仲間。亜高山帯の森林で湿った斜面に垂れ下がるように生えている。胞子体が付くと小さな風鈴が付いているような姿で可愛らしい。

フジノマンネングサ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆
生 息 地:日影
亜高山帯広葉樹の落ち葉が堆積したような場所に自生しています。コウヤノマンネングサよりやや背は低いが、葉が細かく枝分かれし繊細な姿が美しい。

フデゴケ

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育てやすさ:☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:日向
明るめの土上に自生している。ビロード状の葉が綺麗。手触りの良い種類です。密閉型のテラリウムだと茶色く変色しやすい。フタなしの容器で蒔き苔スタートするとテラリウム環境に馴染みやすい。


ホウオウゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
沢沿いの湿った場所などに自生している。鳳凰の羽のような形からホウオウゴケ。水中でも育ちやすいので、アクアリウムショップでも販売していることがある。苔テラリウムとして育てやすく初心者向け。仮根が出やすいので、石などに着生させて楽しむこともできる。

ホウライスギゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:日向
西日本に自生する、日陰性のスギゴケの仲間で、形はコセイタカスギゴケに似ている。低地に自生しているため、コセイタカスギゴケよりも暑さに強く育てやすい。

ホソウリゴケ

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育てやすさ:☆
耐 熱 性:☆☆☆☆☆
生 息 地:日向
コンクリートの上など、身近な場所に生える種類です。ギンゴケ同様、身近に手に入る種類のため、初心者がチャレンジし失敗しやすい種類。道路脇などに生えるため、丈夫に見えるが室内で育てようと思うと非常に難しい。

ホソバオキナゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆
生 息 地:半日影〜日陰
山苔というと主にホソバオキナゴケだったが、里山が荒れたことで入手が難しくなった。盆栽の下草や庭園材、苔玉、苔盆景など。生育は遅いので栽培が難しい。

ミカヅキゼニゴケ

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育てやすさ:☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆
生 息 地:半日影
ゼニゴケの仲間で三日月状の無性芽器が特徴。湿った肥沃な土壌を好みます。地中海原産の帰化植物といわれています。乾燥には弱いので、乾かさないように水を多めに育てる。

ミズコケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆☆☆
生 息 地:日向
主に湿地に自生しています。園芸用植え込みに利用するミズゴケの仲間。常に湿った環境を好みます。植え込み材として広く利用されていることから、乱獲にあい種類や地域によっては絶滅危惧種に指定されています。

ムチゴケ

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育てやすさ:☆☆☆☆
耐 熱 性:☆☆☆
生 息 地:半日影〜日影
林床に自生しています。苔類に属するコケで、葉の裏側に伸びる枝がムチのように見えます。ムチ状の枝の先端から仮根がでて、岩や倒木などに体を固定しています。


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