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認知科学に基づくコーチング

~全ての人に可能性がある~
~目標達成~

こんにちは。


初めに


「全ての人に可能性がある」
多くの人が本当にやりたいことや好きなこと、得意なことはあると思う。しかし、固定概念に囚われる人や、他者からの目を気にしてしまう人や、変化を恐れ、自分には無理だというマインドになる人が多く、自らが自らの可能性を潰しているケースが多いように感じる。

だが、実際は本気になれば誰しもに可能性がある。
自分の本当に好きなことや、やりたいこと、得意なことには物凄い結果を生み出すことができる。

私は、今、認知科学に基づくコーチングを学んでいる。まだ日本ではブームにはなりきれてはいないが、認知科学に基づくコーチングはこれからの日本において圧倒的に重要になっていくと確信している。


私は、「影響力ある人間」になりたいと思う。
認知科学に基づくコーチングを用いて、企業の利益の向上や組織構築、人材育成をするだけではなく、個人の成長や進化を最大化する。
まとめると現状を変えたい人や圧倒的に結果を出したい人、もっと利益を出したい企業のGOAL「目標や目的」を達成する。
私は、よく読書や学びのある動画(YouTube)を視聴することや、Googleなどのインターネットを通じて日本の現状や日本がこれからどうなっていくのかなどを学んでいる。そこで私は、認知科学に基づくコーチングとその読書や動画、ネットで得た考え方や捉え方、価値観、そこで学んだ知識というものを組み合わせたいと考えている。

すごく長いですが、最後まで読んで頂けると幸いです。



認知科学とは


認知科学とは情報処理の観点から知的システムの知能の性質を理解しようとする研究。
人間は、外部の情報(入力)によって、その入力をもとに行動や言語(出力)をする。入力と出力の間に必ず「情報処理」がされていると考えるのが認知科学。この入力と出力の間にある情報処理システムをビリーフシステムと言う。同じニュースを見たり、同じ出来事が起きたりしても、人それぞれ感じ方や捉え方は違うように同じ入力がされても情報処理の仕方によってその後の行動が変わってくる。ビリーフシステムは育ってきた環境や今までの経験、周りの人、社会的な考えなどの影響により構築される。



コーチングとは


コーチングとは、クライアントのゴール設定を促し、エフィカシーを高め、ゴールを達成していけるマインドの使い方を身につけてもらう。そして、クライアントの能力や可能性を最大限に引き出し最大化し、行動を促し、結果を出すことを支援すること。

この認知科学とコーチングを組み合わせたのが認知科学に基づくコーチング
これを学び、知ることで自己適応する。



パーソナルコーチングとセルフコーチング


コーチングには「パーソナルコーチング」と「セルフコーチング」がある。パーソナルコーチングは、上記で話したことをコーチとクライアントが協力して行うこと。セルフコーチングとは、クライアントが自分自身に対して、コーチングを行うこと。内容自体は基本的にパーソナルコーチングと同じ。つまり、クライアントが自分でゴールを設定し、達成できるマインドを自分で作っていくということ。効果はパーソナルコーチングの方が圧倒的に早く大きい。



コーチング・コンサルティング・カウンセリングとの違い


すごく簡単にすると…
コーチング:現状を打ち破るもの、マインドの使い方を身につけて自分で解決する。
コンサル:問題解決してくれる。
カウンセリング:現状をよくしていくもの。

そして、コーチングには自分で考える癖をつけさせることもでき、自律型人材に成長することができる。



ホメオスタシス


人間にはホメオスタシス(恒常性維持機能)と言われる環境が変わっても体の状態を一定に保とうとする生体機能がある。

例えば、
サウナに入ると汗をかいて体温を保とうとする(人の体温は平均36度台)
寒いところに行くと鳥肌やふるえが起きる
軽いけがや風邪は時間が経てば健康な状態に戻る
これらは、このホメオスタシスの機能によるもの。

このホメオスタシスの働きによって日頃意識をしなくても日常生活の中で自然と体が反応して調節してくれる。

マインドについても同じようなホメオスタシスが働いている。
何か目標をたて、それに向けて頑張ろうと思っても、なかなか行動に移せなかったり、やっても続かなかったり、新しいことを始めるのに躊躇してしまうのは意志が弱いからではなく、人間の脳の機能上そうなっているからである。「変わりたい」と思ってもホメオスタシスによっていつもの状態に戻される。変われない理由は脳の働きによるもの。脳はとてつもない力を秘めている反面、変化の妨げにもなっている。



コンフォートゾーン


コンフォートゾーンとはホメオスタシスが維持しようとする「自分にとって居心地の良い空間や領域」のこと=「安心安全でいられる場所」のこと。
慣れ親しんだ場所や空間、無意識に快適に感じる領域では人は安心を感じ、高いパフォーマンスを発揮できる。サッカーや野球などのスポーツチームがホーム戦で勝率が高いのはコンフォートゾーンの中で試合ができているからである。
このコンフォートゾーンにはパフォーマンス、地位、生活水準、年収、預金残高、親しい人間関係、健康状態、起床時間、組織などのあらゆる日常が収まっている。自分にとっていつもの当たり前の日常となっていることすべてがコンフォートゾーンと言える。コンフォートゾーンは体温が36度、37度と同時に2つ持てないのと同じように1つしか持つことはできない。



RASとスコトーマ


人間は日常生活において凄い量の情報を得ている。それらすべての情報を処理してしまうとパンクしてしまう。そのため脳には「RAS」と呼ばれる認知におけるフィルターシステムがある。この機能があるために普段生活において脳が必要だと思う情報だけをピックアップし、入ってくる情報を制限されている。私たちが見ている世界は、実は、見ている人によって見えているものが全く異なる。これは、RASによって自分にとって「重要なもの」「緊急性の高いもの」以外は見えなくなるという現象。これも脳の仕組みによるものである。RASによって見えなくなっている部分を「スコトーマ(心理的盲点)」と言う。これは多くの情報を取り入れるとパンクしてしまうからこそ無意識に見ないようにしている。例えば、いろんなことがあるが、妊娠すると妊婦さんはこんなにいたのかと感じるのは自分の重要度が「妊娠」「出産」に変わったから。実際は、これまでもそこにあったのに目に入っていなかっただけである。現実世界はRASとスコトーマで作られる。
脳は「過去に重要だと思ったこと」を考えることが一番多い。過去に自分が大事だと思った情報をRASによって集める。ただ、過去を基準にしているから人生をより良くする変化を加えることはいつまでたってもできない。この過去を抜かして新たな基準を作るには生きたい世界をリアルに思い浮かべれば脳はその情報だけを集めてくれて生きたい世界を生きることが可能になる。自分を変えたいならRASとスコトーマを味方につけることが最優先である。



セルフトーク


セルフトークとは無意識に自分自身にかける言葉のことである。私たちは1日に数万回ものセルフトークをしていると言われている。言葉は映像を生み出し、感情を隆起させる。言葉によって自分のイメージはつくられるがセルフトークによって行動が制限されることもある。セルフトークはパフォーマンスを決定づけている。本来、人間は本能的に危険を回避するようにできているのでネガティブなセルフトークは出てきやすくなっている。セルフトークによって自分に制限をかけている人は意外に多い。現状の外にゴールを設定することでマインドも上手に使えるようにしていく。



ゴール設定のルール3つ


1,ゴールは現状の外に設定すること。
2,ゴールは複数設定すること。
3,自分が心から望んでいるやりたいことであること。(have toではなくwant toに基づいていること。

1,ゴールは現状の外に設定すること
現状の外にゴールを設定した段階ではプロセスが見えない。プロセスが見えるものは現状の外のゴールはない。現状の内側のゴールは「現在の状態のままいけば十分に起こりうると予測される未来」のこと。
プロセスが分からない。自分にはできそうにない。考えると怖くなるような現状の外のゴール設定することでRASが発火しゴール達成に必要な情報を脳が探してくれる。RASを上手に使っていくことが人生を大きく変えていくときのポイントになる。
そして、人間の脳には空白を嫌うという機能がある。人間は、本来、今ここにないものを生み出すことができる存在で既存のものからゴールを設定したらその機能が発揮できない。今と未来の間に空白を作ることで脳はそれまで使えていなかった機能「創造性」を発揮し、空白を埋めてくれる。
脳には現実ではないことも現実だと勘違いしてしまう特徴がある。例えば、梅干しを想像したら唾液が出てくるように人間はまだ起きていないことにも想像の中で臨場感を持てる。ゴールを設定し、脳がそのゴールを現実だと臨場感を持ち、現状の外のゴール側の自分が本来の姿であり、今、おかしいと自分自身に思わせることでコンフォートゾーンを未来側にならず、そして、ホメオスタシスの維持機能を逆手に利用してゴール側に維持できるようにする。

想像(イメージ)×臨場感=現状(リアリティ)

2,ゴールは複数で設定する
未来のゴールをリアルに想像して脳に現実だと勘違いさせるためには複数の領域でゴールを設定することが大切。ゴール設定は8つの領域設定し、オールライフで豊かにする。
・人間関係:未来のゴールを実現したときにイメージされる人間関係。
・社会貢献:自分の外側の領域への貢献。
・知性:ビジネス以外の体系的な知識を学ぶ領域を考える。
・家族:理想とする家族関係、親、夫妻、子供からみてどういう存在でいたいか。
・趣味:誰の役に立たなくてもいい自分のwant to領域。
・仕事:人の役に立つこと。自分の職業機能を定義。
・健康美容:他の領域を実現する必要な身体栄養、休息、健康を与える。
・ファイナンス:他7つの領域を実現させるために必要な支出から収入の設定。

3,Want toに基づくゴール設定
現状の外のゴール設定はwant toに基づくものである必要がある。
want toは偏愛とも呼ばれるもの。「子供の頃からなぜかやってしまうこと」「怒られても認められなくても執着してしまうこと」自分の本当に好きなことって何かを深掘りすること。

実際のゴール設定の手順
1,自分のwant toを自覚すること。
2,want toに従って人生のあらゆる領域で「現状の外」のゴールを設定する。
3,そのゴールについてリアルに想像し決断する。(やること、辞めることを考える)


現状の外のゴールは今の自分のビリーフシステム(情報処理システム)では成し遂げられない現状の外のゴールを設定し達成に向けて進む中でビリーフシステムを変えていく。
ビリーフシステムが変わることで行動が変わる。



エフィカシー


エフィカシーとは自己能力の自己評価のこと。
「私はゴールを達成できる人だ」という謎の自身。
実績(過去)は関係なく未来に対する自信。根拠はいらない。
「私にはこういう価値がある」「自分にはこういうことができる」というゴール達成に対する自己評価のこと。エフィカシーは生活の水準を上げる。
脳はエフィカシーのギャップがあるときにクリエイティブに働く。高いエフィカシーがあるにも関わらず現状というコンフォートゾーンがそぐわない。つまり、その高いエフィカシーを持っている人が当たり前に感じているコンフォートゾーンと目の前の世界が違っている時に無意識は慌てて正しいコンフォートゾーンにしようとする。
逆向きに働いた場合、クリエイティブ・アボイダンス、創造的回避で仕事しない人になる。でも、それが正しい方向に働くと思いきりその仕事を上手に、短時間でやり遂げる方法論が見つかる。無意識とはとてつもなくクリエイティブである。エフィカシーを上げようとしたときその妨げになるほとんどは親や家族、先生、友人である。本来、自分の1番の味方の人たちがエフィカシーを下げる要因になる。
その妨げを防ぐにはゴールを誰にも言わないということ。
ゴールはいろんな人に言った方がいいという人も多くいるがそれは大きな間違いである。ゴールを言うとエフィカシーを下げる要因ができるだけでなく、そのゴールがwant toからhave toに変わる。
多くの人は過去にフォーカスするが過去はどうでもいい。過去の学校の成績や過去の行動、過去のスポーツの成績など。過去を正確に見れば見るほど未来は現状の中に押しつぶされる。
エフィカシーを下げる人にはゴールを言ってはいけないがエフィカシーを上げてくれる人はどうどうとゴールを言っていくべきである。

エフィカシーを高めるには
・未来を向く
・素晴らしい未来のことを考える
・言葉と思考に変化が訪れ、エフィカシーが高まり始める



内部表現の書き換え



これを行うことでクライアントの内的世界に変化が現れ、その結果として、ゴールの達成率が飛躍的に向上することが期待できる。内部表現とは「その人の内的世界の全て」のこと。
今、見ている世界、脳と心で認識している世界、あなたの性格、思考のパターン、また、住んでいる環境、周りの人間関係等も内部表現の結果。さらには、人生のゴールや将来のビジョン、現在の健康状態や金銭感覚もその人の内部表現。つまり、「あなた自身を構成している内的世界の全てがあなたの内部表現。」ここに、ポジティブな影響をダイレクトに与えていくのが「内部表現の書き換え」



内部表現の書き換えが有効な訳


人それぞれ考え方や価値観が違う。また、思考の癖があり、これが、幸せの弊害となっているケースも少なくない。人は「変わりたい」と思っている反面、無意識では、「変わりたくない」とも思っている。これは脳が急激な変化を求めていないためであり、なるべく安全に現状を維持したいという「現在のコンフォートゾーン」を無意識が選ぶためである。これを打ち破って人生の方向転換を促すには潜在意識へのダイレクトなアプローチが必要になってくる。するとポジティブマインドに変わりやすくなり効果が上がる。



無意識の使い方


無意識とは簡単に言うと、今、気が付いていることが意識で気が付いていないことが無意識である。行動していても気が付いていないことは無意識。例えば、コップがはいっている水をこぼさないように持っていても意識しなくても蓋がない方を上に向けているとそれは無意識。椅子に座っている感触を感じていないときは無意識だけど言われると感触を感じることは意識したから。他の人から意識しているように見えるか見えないかはまた別の話。
意識していないけど自動的にできてしまっていることが無意識。

実際は自分の認識の中にあるけど内生的に今意識しているところを「意識」。内生的に意識していないところを「無意識」
何か解決しなければいけない問題があったときに「もういいや」と思って忘れても何故か突然、解決方法が思いついたりする。人間の無意識はずっと解決作業を行ってくれているから。無意識と言うのは自分がやるべき作業を本人が気付いていないうちに勝手にやってくれていて解決するべき問題を本人が気付いていないうちに勝手に解決してくれているもの。

無意識は超並列的で同時に何個でもできる。ものすごい量を同時に問題解決してくれている。無意識に心臓も動いている、歩いている、音楽を聴いている、信号を見ている、何か食べているなど。無意識というものはすごくクリエイティブである。
コーチングで言うと現状の外側にGOALを設定する。現状の外側にGOALを設定したら現状の外だから達成の仕方は見えない。見えないものをどうするかというと脳が勝手にクリエイティブにやり方を見つけてくれる。これをインベント・オン・ザ・ウェイ=「やりながら発明していく」と言う。
現状の外側は、脳が無意識になって勝手にクリエイティブに「インベント・オン・ザ・ウェイ」でどうやって達成するか考えてくれる。達成の仕方なんかわからなくていい。現状の外側に思いっきり本当になりたいGOALを設定できればちゃんと脳がクリエイティブに見つけてくれる。実際にマインドはそういう風に働く。
沢山のことを同時にクリエイティブに問題解決してくれてそれも自分でやった気にならない。だから努力はいらない。それが無意識味方につけるということ。



終わりに


最後まで読んで頂きありがとうございます。

この記事を読んだ人の中には、もしかしたら「結局気持ち」「自分次第」「根性論」と思って人もいるかもしれません。しかし、脳の機能を理解し上手く活用することで「気持ち」や「根性論」と思っていてもいくらでもゴールを達成することが可能になります。「結局自分次第」「コーチが人生変えてくれないのかよ」と思われた人、その通りです。何事もそうですが全ては自分の中にあります。ただ、コーチというのは脳の機能や認知科学などの多くの知識を用いてクライアントのゴール「目的や目標」の達成のサポートを行うのです。そして、コーチングは自分で考える癖をつけ、自ら問題解決できるようになる。そういった思考やマインドを身につけ自己適応する。実際、アメリカではこの認知科学に基づくコーチングで人生を変えられた人や膨大な結果を出した人も少なくありません。まだ、日本では「胡散臭い」「怪しい」と思われている人も多いと思います。しかし、それは、変化を恐れることや固定概念に囚われている証だと思います。

私は、常に学び、行動を起こし、その行動を継続「習慣化」すること。そして、圧倒的な情熱と覚悟があれば人生を変えることもゴールを達成することもできると思っています。

少しでも興味を持ってくれた方、是非、フォローよろしくお願いします。

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