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自分の大切なものを見分けるために

昨日は1日中、メルカリの出品と発送作業に費やした。
休職してから断捨離がてらメルカリを再復活させたのだが、案外これがリハビリになっているように感じる。

最初の頃は、出品するのも発送するのも時間がかかっていたし、何よりコンビニで発送するのに緊張していた。平日に毎日メルカリを売りにやってくる変な客だなぁ、と思われるのが怖かったのだ。今思えばそんなことどうだっていいのだけれど、その時の自分はメルカリひとつ発送するのにもかなりの神経が必要だった。

メルカリを本格的にやり始めてから2ヶ月ほど経った今、だいぶコツを掴んできて7割くらいの商品が売れるようになった。写真の写りが良くなるよう明るい光の下で撮影するようにしたり、商品の状態を具体的にわかりやすく説明するようにした。また、価格の相場を見ながら毎日少しずつ値段を下げるなどして購入側が買いたいと思えるように工夫した。ある意味、心理戦だ。

正直、ここまでやるのはめんどくさい。梱包作業もあるし、配送料のことも考えて価格設定したりしなければならない。もはや1日中メルカリに費やすくらいなら、早く仕事のことを考えろと言われるかもしれない。でも、今の私はどうしようもなく身の周りを整えたかった。下重さんの『持たない暮らし』という本と出会ってから、自分が本当に心地よいと思えるものだけを手元に置きたいと思うようになった。だからこそ、今のままではいけない。何が自分にとって大切で、何が必要でないかは自分にしかわからない。物を減らすことで思考もスッキリして、本当に大事にしたいものが見えてくるはずだと私は信じている。ただそのまま捨てるのは簡単だけれど、もしまだ使ってくれる人がいるのなら、捨てるのは勿体ない。買って終わりじゃない。ものを買うときには捨てることまで考えて、責任を持って買わなければならないと思う。
次の年をのびのびと迎えられるよう今のうちにすこしずつ整理していきたい。

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