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雨の日の1日

今日は朝から雨が降っている。今まで雨が嫌いだと思っていたが、雨の日に遅れる満員電車が嫌いだったことに最近気づいた。

雨の日は暗くて静かでちょっと落ち着く。
でも低気圧の影響で体はちょっぴり重だるい。

今日は朝起きたときから「ホットケーキが食べたい!」と思ったので、お昼に1人でホットケーキパーティーをすることにした。

お店のみたいに、綺麗な焦げ目がついたホットケーキを焼きたいと思い、均等に火が入るホットプレートで焼いてみることにした。ネットで調べたところ、油をひかないことが綺麗に焼くコツらしい。なるほど、だからいつもまだら模様のホットケーキになってしまっていたのか。
ネットで書いてある通り、油をひかずに焼いたら本当に綺麗な焼き目になった。

ふかふかのホットケーキ
まだまだ改善の余地はありそう

ちなみに、均等に綺麗な焦げ目がついたのは最後の1枚だけ。重ねちゃえば見えないし問題ないということで、仕上げにバターとメープルシロップをかけたら完成。コーヒーと一緒に頬張る、ホットケーキ4段重ねは幸せだったな。


毎日一歩一歩進んでいこうと思っても、なかなか思うようにはいかない。でも、ふとしたときに思い出す言葉がある。

「あすわ、毎日のごはんがあなたを助ける。それは間違いのないことよ」

「太陽のパスタ、豆のスープ」宮下奈都

これは、私が大好きな本の一文だ。主人公あすわが失意のどん底にいるときに、彼女のお母さんがかけた言葉だ。しかも、ホットケーキとビールを食べているというシーンである。

この言葉を聞いて、すごくしっくりきた。
食べることは生きることだし、自分が食べたものが体と心を作ってくれる。明日の自分を救ってくれる。

休職してから時々、食べたいものを作るようになって、この気持ちを身に染みて感じることがあった。自分が本当に食べたいものを食べている瞬間、それが何よりも幸せだということ。涙が止まらなくても1日中なにもできなくても、食べると生きててよかったなぁと思える。あぁ、これを欲していたんだと体と心がじんわり温かくなっていくのがわかる。

今日のホットケーキも同じだ。ホットプレートで焼いているときもなんだか穏やかな気持ちになれたし、バターがとろけたホットケーキを口に運ぶ瞬間は何よりも満たされていた。

こうやって、自分の心がしあわせになることを一つ一つ積み重ねていけば、自然と元気になるのかなぁと思った。焦る気持ちはあるけれど、まだまだ無理せずいこうね自分。

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