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遅い春休み(早い夏休み)①高知の星空

夫と高知旅行に行ってきました。
これは機内から見た富士山。

5年前はあの山頂にいた
つらかった
富士登山いま思い出しても泣きそう

本当は春にわたしの大学卒業と息子の大学入学のお祝いで家族旅行でもしよう!!と計画していたのが色々と忙しく延期になってただの夫婦の夏休みになってしまいました。

高知を選んだのは「前に来たとき高知の鰹がめちゃくちゃおいしかったのでまた食べたい」という理由です。酒が飲みたかっただけなんです。

せっかくなので四万十川沿いの山奥にある天文台が運営してるという大変おもしろいコンセプトの宿に来ました。

四万十川の眺めがすばらしい
ロビーがいいかんじです

夜に天文台ツアーがあるという情報をロビーのポスターで初めて得たのですが「前日までの予約」の文字を確認した上で受付の人に「当日だけど行きたい」と伝えるとOKとのこと。やったぜ。なんでもとりあえず意思表明することが人生を切り開くカギですね。

というわけで夜に備えて早めの夕飯をいただきまーーーす。

おいしすぎ!!やはり鰹は高知・・・!!!!!!
飛行機に乗って来た甲斐があったよ
四万十川天然鮎
調子乗って食べた内臓が川底みたいな味でしたが
それ以外はめちゃくちゃおいしかったです

さて星空ツアーのスタートです。
夜8時なのにまだ全然明るい。

この時点では金星しか見えない
まだ夏至を過ぎたばかりなんだねとよくわかります

とりあえず暗くなるまで天文台の中に入ります、プラネタリウムは何回もあるけどガチの天文台は初めてでわくわくしました。

ちなみに日本全国には約50ヶ所の天文台があるらしく、ここはその中でもだいぶ小さい規模の天文台だそうで、たしかに六畳間くらいの広さしかない。でも秘密基地感があって良かったです。

パソコンと連動して自動で星を追う天体望遠鏡
小さくてもめっちゃハイテク

やはり天体望遠鏡を通して見る星は肉眼で見るのとは大違いでした。

写真は撮れなかったのですが金星や火星などけっこういろんな星をのぞかせてもらいましたが、特に白鳥座のアルビレオという星は連星になってて、オレンジとブルーが鮮やかに輝くアクセサリーのような姿がほんとに美しくて感動しました。

そうこうしてるうちに外は真っ暗になり、信じられないほどのザ・満天の星空がギラギラに広がっています。そこで直接星空を見ながら星座や銀河などをプロに解説してもらえるとは・・・何このツアーめっちゃ楽しい、申し込んで本当に良かった。

この天文台のある高台は地上からの人工的な光が一切届かない場所らしく、北斗七星、北極星、あとたくさんの星座がはっきり見られました。

ちょうど七夕の前日でもあって天の川をはさんでベガとアルタイルを見ていたら、なんとそのド真ん中を大きな流れ星が流れ、夫婦2人でこんな縁起の良いもの見れて最高だなと思いました。

ガイドの人も「雨続きで最近は雲も多かったのですが、こんなに夜に晴れて雲もなく、ついでに月もない、今日のような夜は一年のうち2割以下です、星を見るのに完璧な夜空です」みたいなことを言っててマジラッキーでした。

旅に出る目的は日常から離れると同時に、その土地でしかできない体験をする、つまり知的好奇心を行動で満たすことに意味があると思ってるのですが、星空ツアーはまさにそれでした。

天文台のガイドさんは「これを機にぜひ日本各地の天文台に行ってください、見学料はかかりますが運営にとっては微々たるもので、やはり多くの人に星に興味を持っていただき、天文台に通ってくださる人が増えていくことが大切です」と静かな口調にも熱い気持ちが込められてて「わかった、これからも天文台に行くよ・・・!!」と自分も熱い気持ちになりました。

わたしは特に最近、年齢に関係なく人は知的探求を続けていったほうが絶対にいいはずだし、そのような地盤こそ国民の品位を維持し国をゆたかにするのだから国はこのような学術的な施設や人には十分に税金をかけて啓蒙活動を支えるべきだなと思います。

みなさんもぜひ天文台に行ってみてね!!

おまけの蝶々
高知ではどこも大きな蝶がいっぱい飛んでいた


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