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本との出会い|子育て仕掛学

最近、私の頭の中は、

・「子供が楽しく学ぶにはどうしたらいい?」
・「こうしなくちゃ」じゃなくて、思わず自らやりたくなるには?
・ 気がついたら、いつの間にか「出来ていた!」

「楽しさ」や「好奇心」を活用した子供との関わり方を、ビジネスにも社会にもっと活用できないだろうか。そればかりが頭の中をぐるぐると巡っている。現在取り組んでいるプロジェクトが、子供がテーマになっていることもあり、
(そして私にとっては永遠のテーマになりそう)試行錯誤しながら、色々と検索する中で、こんな本と出会う。

子供の行動が変わる!松村式子育ての仕掛学
著者:松村直宏 出版:主婦の友社 


早速、おなじみの図書館で予約をし、読んでみることに。イラストとシンプルな説明で、子供をやる気にさせるアイディアがHOW TO 形式でサラリと書かれている。言われてみれば「うんうん、分かる分かる」と共感する事柄も多い。

でも、実は私の心を動かした部分はそのノウハウ的な部分ではなくて、作者のプロローグ(はじめに)に書かれていた、作者と子供の原体験でした。

素晴らしい景色の国立公園である観光地に出かけた時のこと。大人のとる行動と、子供のとる行動の違いを目の当たりにし、価値観の違いを思い知されたというお話。(詳しくは本をご覧くださいね)

大人にとっての、

「当たり前」
「こうするべき」
「これが素敵」
「これは楽しい」
「せっかく〇〇なのだから」

そんな損得や、世間一般の常識や、未来や過去を見据えた思考は、子供にとっては全く無意味に映ることもある。子供が生きるのは、目の前で起こっている「今」。
それが全てだということが多い。

そんな子供たちの視点や価値観を、大人の権力を振りかざし、無理やり『大人の価値観』に合わせようとするのか。

それとも、大人が自分の中の「好奇心」という小さな炎に火をつけて、お互いの違いを面白がり、さらには、自分までも童心に戻って子供と一緒に子供の世界を覗いてみるか。

大人の色眼鏡を外して、子供の価値観や世界観、そんなものにどっぷり浸り、もっとその行動心理を研究し、ビジネスや社会に活かしていけたのなら。そんな勇気と遊び心があれば、きっと世の中はもっともっと面白くなるはず。そんなことを思うのです。

さて、そんな自分には何ができるだろうか?応えは未だ霧がかったままだけど、小さくともまずは声を上げてゴドバに出していこう。


みなさん、心踊る一日を。


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