見出し画像

ライター初心者がチャットツールをクラウドソーシング案件で使い後悔した話

クラウドソーシングで低単価のライティング案件を二つ完了した私が、クライアントとの連絡手段にチャットツールを使った結果どうなったかについてお話ししたいと思います。

結論から言うと、ライター初心者はチャットツールをなるべく使わない方がいいです。
今回は、私がチャットツールを使って後悔したことを3つご紹介します。


1. チャットの確認に時間を奪われた

二つの案件ともチャットツールに招待され、パソコンのデスクトップアプリとスマホアプリをダウンロードしました。

さらに、それぞれの案件で複数のグループに登録されました。
記事を納品するグループや、公開された記事の感想を言うグループなどがあり、全体で何十人ものライターが所属していました。

そうなると必然的に、自分に関係のないチャットまで流れてくるようになります。会社で言うと、すべてのメールの宛先のCC(写し)に自分が入っている・・・と言ったらイメージしやすいでしょうか。

ちょっと外出してチャットを見なかっただけでも、何十件もの未読チャットが溜まっていました。

自分宛のメッセージにはわかりやすくマークがつくのですが、関係のないメッセージもスクロールして、自分宛の連絡を見逃さないようにしなければなりません。

もちろん、他の人の添削内容などから勉強になることや、自分が関わっていないメンバーのコメントから学ぶこともたくさんありました。

ただ、24時間365日チャットで拘束されるような状態になってしまい、オンとオフの切り替えもできず、常に頭の片隅にある感覚でした。


2. 有料プランに申し込む必要が出てきた

二つの案件を同時進行していたため、無料で登録できるグループ数の上限を超えてしまい、月額500円程度の有料プランに申し込まなければなリませんでした。

無料アカウントを複数作ると言う裏技もありますが、管理者であるクライアントにグループへの招待をお願いするのも気が引けて、結局有料プランに申し込みました。

二つとも、20記事を書いて合計1000円ちょっとの報酬の案件です。
もらう報酬よりも、チャットの有料プランへの支払いの方が高くなってしまいました(とほほ・・・)


3. トラブル時にクラウドソーシング会社に助けを求められない

クラウドソーシングでは、基本的にはクラウドソーシング内のメッセージなどを使ってやり取りするのが安全です。

外部のコミュニケーションツールを使うと、何かトラブルがあった時にクラウドソーシングはクライアントとライターとの間のやり取りをチェックできません。

外部のチャットツールでも、文章だから証拠が残るだろうと思っても、後で簡単にメッセージの編集や削除ができてしまいます。

契約外の作業まで頼まれやすくなってしまうので、ライター初心者にはあまりおすすめしません。自分でちゃんと作業範囲や単価の交渉ができる中級〜上級ライターさんなら、上手く使いこなせるだろうとは思います。


今回のお話をまとめると、ライター初心者の私がチャットツールをクラウドソーシングの案件連絡で使い、後悔したことはこの3つです。


1. チャットの確認に時間を奪われた
2. 有料プランに申し込む必要が出てきた
3. トラブル時にクラウドソーシング会社に助けを求められない


なお、チャットならではの良かった点は、クライアントや他のライターさんと親しくなれたことです。

直接契約したクライアントさんだけでなく、気の合うライター仲間もできました。やりとりが盛り上がり、楽しかったこともたくさんあります。

一方で、仲良くなりすぎると辞めたいと思った時に辞めにくくなるというデメリットもあります。あくまで仕事ということを忘れずに、契約内容や作業内容については冷静に判断していった方がいいと思います 。


このような私の経験からお伝えしたいのは、クラウドソーシング案件での連絡は、基本的にはクラウドソーシング内のメッセージを使った方が安心です。

もし外部のコミュニケーションツールに誘導されたときは、自分がうまく使いこなせると判断できる場合は使って良いと思います。ただ、初めて案件を獲得した初心者の場合は、思い切って案件を辞退するのも一つの手です。

私自身も提案が通ると嬉しくてつい舞い上がってしまいますが、案件は他にもたくさんあるので、自分の中でポリシーを持ってクライアントを見極めていきましょう!


私の体験が、これからクラウドソーシングで案件獲得を目指すライターさんのお役に立てれば嬉しいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

私が受けた二つのライティング案件についてさらに詳しく知りたい方は、こちらもどうぞ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?