「思考力」を家庭で育てる３つの方法〜野本さんのVoicyで引用していただきました

野本響子さんが、先日の記事をVoicyで引用して下さいました🙏 ロシアのウクライナ侵攻など、子どもにどう伝えるか？というテーマです。

話されてる通り、英語で教育を受けた子たちは世界中の情報を取り入れ、インターでは知識そのものではなく「情報の取り方」を習い、自分でどんどん調べてしまうんですよね。大人になってから知った私のような親世代とは、もう雲泥の差です。

「調べる力」と「思考力」はワンセット

情報の取り方は「調べる力」だけれど、土台には

「思考力」

が必要だと思うのです。調べるテクニックをどんなに身に付けても、そこに自身で考える力がなければ、真偽を見分けられず、結局は氷山の全体は見えないんじゃないでしょうか。

それじゃ「思考力」はどう身につければ良いのか。家庭で簡単にできる３つの方法をお伝えします。

「思考力」を家庭で育む３つの方法

先日のnoteでこのように書いたので「インター通ってないとダメじゃん…」と思われたかもしれません。

教科書を使わないIPCカリキュラムは、とにかく自分で調べること、物事の真偽を問い、多角度から物事を見る習慣をつけます。その成果が今になって大きく出ているなぁ、とひしひし感じる毎日です。

でも実は、「自分で考える力」は家庭で身につけられます。家庭内IPCです。我が家は年少期から実践し、小４まで日本の公立に通っていた長女(20)でも、かなり力はつきました。（逆につきすぎて、日本で生きづらくなってしまいました💦）

ポイントは以下の３つです。

①毎日話して「議論を普通化」する

夕飯時、習い事の帰り道など、小さなことで良いので世界情勢について毎日家族で話すと、考えるキッカケになります。最初は親が話すだけでもOK。世界に興味を持ち「議論するのが普通」になるのが目標です。

②子どもの意見を否定せず、先に聞く

否定されないと、子どもが遠慮せず、親の顔色を伺わずに自分の意見を言えます。難しい時は話題を小さく分類して「◯◯についてはどう思う？」等と聞くと、子どもも話しやすいです。

③親の考えは後から、「I（アイ）メッセージ」で話す

無意識に子どもを誘導しないよう、できるだけ子どもの意見を先に聞きます。親の意見は「（あくまでも）お父さん・お母さんは、こう思うよ」と「I（アイ）」を主語にして話すことで「親子でも意見が違っていいんだ」と伝わります。

無理強いしないで

質問しても話題を投げかけても、子どもが話してくれないかもしれません。でも決して無理強いしないこと。

「子ども自身の思考」が大事なのに、それを無理やり迫ったら、適当に答えたり、親の欲しい答えを探しがち。それじゃまったく意味がなくなってしまいます。

大人だって、考えはあるけどまとまらない、うまく話せないこともあるじゃないですか。まして子どもは成長過程ですから、長い目で見て、種をまくつもりで、信じて待ってみて下さいね。

どんなお子さんでも、いつか必ず「自分で考え、調べる力」を花咲かせる日がきますよ！

♢

野本響子さん、noteも毎日更新。それだけでもすごいのに、音声発信も！文章そのままに落ち着いた喋りで、とても聴きやすかったです。

新刊、日本で購入する予定です。楽しみ！（ただ今トランジットのチャンギ空港でこれを書いてます）

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以前出された本、『日本人は「やめる練習」がたりてない』には、私もちょこっと登場させてもらってます。

日本人は「やめる練習」がたりてない (集英社新書)

野本響子さんとはペナン移住当初からの友人で、ずいぶん前ですが東洋経済の記事で長女の中華学校について取材していただいたこともあります。もう7年前ですね。懐かしい…! 

ペナン島で｢中華学校｣に入って学んだこと | マレーシア子育て最前線

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