生物の多様性を取り戻すため、人類が生き方をシフトする時

スペイン風邪やペストなどのパンデミックは教科書の中の昔話で、現代では起こらないものだと思っていました。

ところが、Covid-19は世界中に蔓延し続けている。

これはきっと、医療技術の問題ではないんだな、だからこの先も防げないウィルスはまた発生するかもしれないな、と考えを改めました。

同時に、このCovid-19発生にはなにか必然性もあるのでは?と。

感染が必要という意味ではなく、地球規模での必然性というか...科学者ではない私は、ぼんやりしたその輪郭をずっと考えていました。

そんな中でこの文章に出会います。「協生農法」を推進する舩橋真俊さんが説くCovid-19の本質は、私のぼんやりした思考が科学的に裏づけされ、心の霧がパッと晴れるようでした。

この先を考えて不安な人、ちょっと長いけど読んでみて下さい。この「表土とウィルス」は、私たちの生活全てに関わること。私は、このパンデミックは、「人類が招いた生態系の崩れによる地球の免疫反応なのだ」と良い意味で諦めがつき、生き方そのものをシフトする覚悟ができました。

本当に大事なことがたくさん書いてあるので、ぜひ何度でも読んで欲しい!まとめるのが難しいので、一部抜粋します。

・土壌中には様々な植物・小動物・細菌・真菌類と共生したウイルスが無数に存在し、多様な土壌機能を支えている。

・健全な表土とそれに基づく微生物の多様性は、人間の免疫系の正常な動作にとっても必須の前提条件である。

・ウイルスの感染経路となる我々の皮膚や粘膜を保護する常在細菌叢は、本来は多様な土壌細菌との接触によって健常化される。

・健全な表土と、それを相乗的に支える動植物の循環。それらを最低限の労力で高水準に保つための感染症や寄生生物の存在がそれらのサイクルとバランスを人間の産業活動の根幹に取り戻す以外に、根本的な解決策は存在しない。
(文中より抜粋)

舩橋真俊さん、アフリカの砂漠を1年で密林に変えたり、既存の常識を乗り越えて農業に革命を起こしている人なんですね。彼の活動を調べるほど「パンデミックの元を辿れば人類が招いたもの」と思わずにはいられません。

協生農法とコンピューターサイエンス

私は関係者でも何でもないですが、農業とソニーの繋がりを今回調べてとても興味深かったので、シェアします。なぜ舩橋さんがソニーのリサーチャーなのか。農業と地球の未来について。


全世界が強制終了状態となった今、自然生態系が戻り始め、環境汚染が改善され、地球全体の動きが変わってきています。まるで、人類が止められなかった悪循環に地球自身がストップをかけているようです。

私も、今までの価値観から少し離れて、新しいことにも挑戦するつもりです。

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多様性のマレーシア🇲🇾ペナン島から「マルチリンガル教育」「グローバル視点の生き方」「子どもの好奇心・主体性・思考力」をキーワードにお届けする…

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