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オンライン授業は一つの手段、でも大事なのはその「目的」だと気付いた話

ここのところ、学びの形をひたすら考えています。様々な事例を見ても、完璧な方法はひとつもないですね(何でもそうですが)。

マレーシアのオンライン授業の現状

オンライン授業が行われている、というのは何度かお伝えしていますが、様々な問題もあるよう。こちらは『各家庭で所持する端末やネット速度によって学習環境に格差が生じている』という記事。

そして先日「アフターコロナ、インターナショナルスクールの今後を予想」に書いた通り、学校や教師の力量、学費とのアンバランスによる親の満足度にも開きがある。

また、オンライン授業が合わないな、という子もいるんですね。実際、「オンラインだと集中できない」「学校で友達と居る事で個性が生きる」「施設やクラブ活動も含めてこその学校」という「オンライン学習の限界」を語る声も入ってきています。

ちなみに我が家の息子、いまは学校の勉強以外の「好きなこと」に十分時間が充てられるのが楽しそう。その相乗効果か、学校の課題も自主的に楽しんでやっていて「もう学校要らないかもね?」と言い出しました...(野本さんちの息子さんが、ずっとそう言ってましたね)

一見オンライン学習は合ってそうですが、その一方で、友達が恋しくて「どちらか選ぶなら通常の登校」とも言ってます。

皆さんのお子さんはいかがですか?

自粛の中、日本の教育は?

一方、日本はどうでしょう。4月7日の緊急事態宣言発令から既に2週間経ちますが、こちらの記事によると、オンライン指導実施は全国で5%にとどまっていると。

ハフポスト日本版の調査でも、東京23区でのオンライン授業導入は港区のみ。12区が検討中、7区では予定無しだそう。

なので、学校へ紙の宿題を取りに行ったり、中には先生が各家庭のポストへプリントを配達している学校もあるとか...富山では登校日が原因とみられるクラスターも発生しているし、せめてPDFでメール送信とかできないのかな...。

オンライン授業が導入されない理由は、『各家庭の端末・通信環境の違いによるところ』そして『文科省の規制』にもあるとの事。

日本は、諸々の変革を迫られていると言えそうです。ただ、前述のようにオンライン授業も完璧では無いし、オンオフそれぞれに良し悪しがあります。

大人がオンライン授業を受けて気づいたこと

実は、私もオンラインで学び始めました。Courseraというオンライン学習サイトで、社会心理学を学んでいます。

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実はCourseraで受講するのは2回目。白状すると、初回は法律関係の講座を選んで、難しすぎて離脱しました!なので、今回は初心者向けを選択。

全部英語だけどスクリプトも載っているし、巻き戻して何度も見られるし、自分のペースで学べるのがホントに便利。何より自分の好きなことを学ぶのは楽しい!

......そこでハッと気づいたんです。

大事なのは「何で」学ぶかじゃなく、「何を」学ぶかだよな、と。

学びの欲をかき立てるなら、紙の本でもプリントでも、YouTube やゲームでも、ツールは何でも良いんですよね。オンライン授業で使うZoomやGoogle Classroomは、使いこなせたら便利な「手段」だけど「目的」ではない。

普段から実感していたはずなのに、日本の教育を心配するあまり『オンライン授業』にばかり着目し、大事なことを忘れそうでした。

新時代を生き抜くために、子どもたちに必要な学びとは?

私もCourseraの受講を通して、子どもの視点で再考してみたいと思います。

また教育に関して大きな心配がもうひとつあるので、それは次の記事で書いていきます。

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