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#2 採用担当の悩み「選考通過率の改善策の考え方」

こんにちは!
採用人事2年目の 満月ぽん と申します。

未経験からスタートした採用人事が知識・考えを深めていく過程をレポートすることで、同じように悩んでいらっしゃる方の参考になればと思い、note投稿しております。

※詳しくは前回noteへ
#1 採用担当の悩み「採用数値の何をどう分析すればいいのかわからない」

1.このnoteを書く背景

突然ですが、そこの採用担当者のあなた!
いつも、どのように選考通過率の改善施策を考えていますか?
その施策は、直前の結果に対して本当に適切ですか?
単なる思いつきで提案していませんか?

偉そうに質問したわたしですが、思いつきで提案してしまって会議の参加者を困惑させることがこれまでに多々ありました。提案中は筋が通っていると感じている仮説であっても、頭の良い人たちに何度も「それはなんで?」と聞かれると、途端に答えられなくなってしまう現象が起きます。

自己嫌悪で悲しくなるとともに、なぜそのようなことになるのか分からなかったのですが、施策を考える(選ぶ)ときの流れ、というのが理解できていなかったのかも、と最近思い当たったのでそれについて記載しようと思います。

2.こんな人に読んでほしい

・未経験から採用人事を担当される方
・選考ファネル改善をしたい採用担当の方
・改善施策をしてみたが効果がでない採用担当の方

3.このnoteの目的

施策選びの方法や、良くない提案の仕方を知ることで、
「選考ファネルをみてどのように課題を設定、改善提案をするべきか」
についてご理解を深めていただくことを目的としています。

4.今回の題材

前回は「採用数値分析」をテーマに課題設定方法について記載しましたが、今回はその続き、課題を解消するためのアクションを決める「施策立案」についてお話しします。

わたしにはもともと、こんな悩みがありました。
・先輩は数字をみてサッと改善案がだせるのに、自分にはできない
・良い案だと思って提案しても、関係者の賛同が得られない

もちろん、論理的思考力やプレゼン能力などのポータブルスキルが不足していることも影響はしていますが、今回は専門スキルとして、下記にフォーカスしてお話ししたいと思います。

① 施策の基本パターンを知っている
② 施策を比較して適切な選択ができる

5.施策の基本パターンを知っている

数字をみてサッと改善案がだせる先輩と、わたしの差は何か。
それは、一言でいうと「経験」です。

では、その「経験」とは何か。
先輩の言動をみていると、頭の中に過去におこなった分析や施策立案のパターンがいくつかあって、数字をみた瞬間に「あ、あのパターンかな?」と素早く仮説をたてているようです。もちろん、毎回その仮説の筋が悪くないかは再度確認しているとは思いますが。

ただ、自社の採用活動の中でたくさんのパターンを網羅的に、しかも短期間で経験するのは無理があります。

そこで、スカウト~一次選考通過までの各フェーズにおいて、目標数値とのギャップ要因として考えられるケースを書き出して分類してみました。

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はじめはこれを都度見ながら、慣れてきたらケースとして覚えてしまえば、数値結果をみる度に、どのパターンに近いか素早く判断することができます。

単純にこの中から選べば間違いないという訳ではありませんが、「まずはアタリをつける」ということが苦手なわたしにとって、とっかかりとして良い機能を果たしてくれています。

※もちろん、網羅はできていませんし、掛け合わせとなる場合もあります
※ここにない要因もあるよ、という方は参考にしたいのでご連絡ください!

6.施策を比較して適切な選択ができる

目標数値とのギャップ要因にアタリをつけられたら、今度は、なぜ他の要因よりも、その要因である可能性が高いと考えたのか、を言語化します。

ここでのポイントは、「施策を比較すること」です。
皆さんも普段、ランチメニューでもファッションでも、いくつかある候補を比較して、何らかの軸をもって選択していると思いますが、採用施策もそうです。
比較がないと、何の軸をもって選択したのかが分からず、単なる思いつきになってしまいます。直感で決める際も、無意識のうちに何かしらの軸でその答えを選びとっているはずなので、言語化することで提案に根拠が生まれ、少なくとも「それはなんで?」という質問に回答ができる状態にはなりました。(回答内容が間違っているケースはあると思いますが、それはそれで修正すればいいだけなのでOKです)

また、この手法は論理的思考力、プレゼン能力も向上させてくれるので、より施策の採用がされやすくなるというメリットもありそうです。

是非、皆さんも一度お試しになってください。

※分析の際の比較については、多田翼さんのnoteが分かりやすいです
分析の本質は比較すること。比較するための「分け方」は、ビジネスに貢献できるか

7.最後に

最後までお読みいただき誠にありがとうございます。感謝感激です!
わたし自身、こうやってnoteを投稿することで頭の整理ができました。

次回は本日お話しした内容をもとに、実際に当社の過去採用数値を分析したいと思います。

ご感想、小さな疑問などなんでも、コメント欄にいただけると嬉しいです。
フォローいただいた方のnoteにもお邪魔しますので、是非ぜひお気軽に。

また来週更新いたしますので、引き続きよろしくお願いいたします。

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