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九日目 令和元年五月七日 十二時頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。九日目 令和元年五月七日 十二時頃。駿河國 沼津宿。

【上段左】千本濱海水浴場道の道標。ここから1km弱のところに千本浜海水浴場がある。こちらの面には「創業十三年〇〇」とある、何の創業なのか不明。「〇〇」の部分は達筆過ぎて読めず。

【上段中】ビルに囲まれた瓦屋根。こうやって昔の名残が侵食されていく。

【上段右】玉砥石の説明看板と一里塚。玉砥石は今から千二、三百年前に玉類を磨くために用いられたと伝えられている。

【中段左】その玉砥石。なんだかよく分からぬ。砥石にしては粗すぎるような気もする。

【中段中】その傍らに置いてある石。こちらの方が興味深い。この石については何ら説明は無し。夥しい盃状穴が彫られている。おそらく江戸時代以前からここにあった石なのだろう。そうでないと盃状穴の説明がつかない。

【中段右】ひっそりと佇む一里塚。生えている榎は終戦直後に植え直されたもの。

【下段左、中、右】平作地蔵。日本三大仇討ちのひとつらしい。浄瑠璃「伊賀越道中双六」に出てくる沼津の平作にゆかりの深い地蔵と言われている。
あとの二つは「曽我兄弟の仇討ち」「赤穂浪士の討ち入り」である。

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