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九日目 令和元年五月七日 十一時頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。
九日目 令和元年五月七日 十一時頃。駿河國 原宿。

 白隠禅師生誕地敷地内のものが全て先月ぐらいに作ったのではないかというくらい趣なし改悪の良い見本。味が出るのは、二、三百年後か。

 神明宮。鳥居の横に二体の道祖神が祀られている。塞神(さえのかみ)とも言う。

 原踏切この踏切を渡った際に、白丸の場所で右足を踏み外した。その拍子に車道側に倒れ込んでしまった。もし、その瞬間に自動車が通っていたら轢かれていた。私は自動車を運転している時、歩行者がいれば最徐行、もしくは道幅に余裕があれば、大きく人を避けるようにしている。避けるその幅の目安はその歩行者が突然倒れても轢かない程度の間隔を開ける。これが当たり前だ。にもかかわらず、歩行者のすぐ横を減速もせず走り抜ける自動車が多い。歩行者を自動車で轢けば人生が終わるのに、本当に間抜けばかりだ。街道を歩いていると痛感する。

 沼津藩領境傍示杭。明治時代に半分折られて「従是東(これよりひがし)」だけが残っている。下は「沼津領」と書いてあったと推測されている。

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