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十三日目 令和元年五月十一日 七時四十五分頃

 東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。十三日目 令和元年五月十一日 七時四十五分頃。武蔵國。神奈川宿。

【上段左】才兵衛稲荷浄財を紛失したのを苦にして身を投げた僧侶を祀った。「才兵衛」は僧侶の名前ではならしいが、誰の名前かわからないと言う。

【上段中、右】生麦事件碑。明治十六年建立。今回の膝栗毛で行きたかった場所の一つがここだ。学校で生麦事件を教わった時、なぜこんな名前がついたのかが不思議だった。生麦と言えば早口言葉の「生麦生米生卵」ぐらいしか使わない。後に生麦村という地名だと知った。それ以来どんなところだろう、行ってみたいとずっと思っていた。國の異体字ハンター。典型的な「玄」型異体字。惚れ惚れする字体だ。

【中段左】生麦事件現場。石碑の位置から少し東に行ったところにある。

【中段中】道念稲荷。「蛇も蚊も祭り」が有名らしい。

【中段右、下段左】道念稲荷の地蔵。台座の大きめの左右の穴は供花用だろうが、その周辺の浅い穴は盃状穴であろう。

【下段中】街道は昔ながらの商店街になっている。

【下段右】道念稲荷の「蛇も蚊も祭り」の貼り紙

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