七日目 令和元年五月五日 八時頃

　東海道中有松日本橋 満願大成就膝栗毛。七日目 令和元年五月五日 八時頃。駿河國 府中宿。

　西郷隆盛 山岡鉄舟会見の地。昨日の膝栗毛の続きはここから。

　原田だるま店。だるま専門店を初めて見た。旧街道ならではの専門店。名古屋市内の美濃路には凧専門店「凧茂(たこも)」がある。

　廃業した床屋(推定)。店内が覗き込めるように全面が窓になっている点は理髪店か美容室だ。跳ね上げ式のガラス窓は病院にもよくあるが、病院であれば中は見えないようにする。ガラス扉のカーテンも特徴の一つ。

　極め付きは「斜め玄関」。よく見るとほんの少し斜めになっている。これはもう床屋か美容院しかない。

　曲金観音堂。名前が面白い。「まがりかね」と読む。

　今回の膝栗毛で初めて見えた富士山。この辺りの旧街道はJR東海静岡車両区によって消失しており、その迂回路にある歩道橋からの眺めである。

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