心と体の容量はイコールじゃない
気持ちとしてはやる気もあるし、そんなにダメージをくらったつもりもないのに、体がいきなりダウンする。最近そんなことがちょくちょく起こるようになりました。
もちろん、二十代の頃と同じようにはいかないこともあるんだろうけど、これって何が原因なんだろう。考えてみた時に、「ああ、きっと今のわたしの心と体は、入れ物の大きさが違うのかな」と思うようになりました。
ストレスを感知する体、意外とのんきな心
帯状疱疹になりました。
先週あたりから、どうも腰の左側が痛い気がする、またいつもの腰痛かな、くらいに思っていたんですが。
今週になってからどうも服が擦れるだけでかゆいし痛い。ぴりぴりする初めての感覚に、恐れをなして皮膚科に駆け込んだところ、帯状疱疹だと言われました。
症状はどうやら軽い方のようですが、それでも痛いやらかゆいやら……。
疲れやストレスによる免疫の低下により、体内に潜んでいた水疱瘡のウイルスが活性化して起こる病気なんだとか。今日は大事をとってお休みをしていました。
最近、会社でいろいろなことがあって、気を揉んだり張ったり忙しかったのは確かです。疲れるなと思うことはもちろんあったけど、自分の内側に負債を溜め込んでいたという感覚はありませんでした。
なんなら、前の職場でとんでもないミスをやらかしたときの方が、よっぽど精神的な負担はかかっていたはず。まだまだ余力はある気でいたんです。それでも今回、体に異常が出てしまった。
現在わたしはバセドウ病も治療中ですが、こちらも発症したとき、特にストレスを感じているという認識はありませんでした。今思えば、転勤や結婚式、新婚生活など、環境の変化が一気に重なっていたから、体の方は疲れていたのかもしれません。
心と体の容量が、いつの間にか逆転していた
これまでは、心が疲れた後に体に支障が出ることの方が圧倒的に多かったように思います。
それは、まだまだ若くて余裕がなかった心の器の小ささと(今でも決して大きくはないけど)、若さゆえの丈夫な体とのバランスが、心<体だったからなのかもしれません。
いまは、昔と同じ状況でも焦らずに済むことも多くなり、経験による心の余裕が多少は増えているはずです。一方で、体は緩い下降線を辿っているところ。いつの間にか、両者のバランスは心>体へと変化していたみたいです。
焦らずにいこう
心と体の足並みが揃わないと、気持ちだけが先走って焦りそうになるけど、体の容量が心の容量より小さくなったおかげで、きっと心がいっぱいいっぱいにならずに済んでいるんですね。
いくら気持ちが前向きでも、あれもこれもやりたいことがあっても、体が待てをかけたら、それには大人しく耳を傾けるべきです。
少し前までは、多少無理してもなんともなかったけど、わたしの体も別に新品ではないんだし。
自分の体には愛着を持っていますが、この世に生み出されて32年。メンテナンスは必要です。
もう少し体が健康になったら、張り切りすぎず、ちょっとずつ体も強くしていきたいなと思います。心と体のちょうどいいバランスを探しながら。
心は広く、体も大きく。
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