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スイッチの働きって何だろう?スイッチを上手く使った自己コントロールを目指す

私には仕事に対してのスイッチがある。
誰にでもあるのだろうが、私はこのスイッチの不自然さを感じながらもそれが普通なんだろうと思いかれこれ十何年もON/OFFを使い分けてきた。

私は職場に入った途端に自分のバックグラウンド、私生活など全てを白紙にする。なので自分からは絶対に話さない。聞かれそうな隙も与えない。だからなのか、謎に包まれているとよく言われる。

前回の話を読んでくれた人は、なんとなく私の過去が分かると思うが、基本的に3年周期で移動している。もしかしたら、白紙の紙にいろいろと書き足されて白い部分が無くなりそうになるから移動するのかも知れない。

聞こえはアップデートのような感じでいいかもしれないけど、私はそうではない。白紙に色がつくということは、自分が見られてしまうことを意味する。自分を守るために移動する部分もかなりある。

先日、教員の集まりの勉強会に参加してきた。
私はあまり気づかなかったけど、同僚の先生が公立の先生とのやりにくさ会話のしづらさを話してくれた。そのとき、これまでの自分の行動とリンクしたのだ。私は気づかなかったのではなく、その環境に慣れてしまっていたのだろう。自分を守るためにとっていたON/OFFの行動。

本当の姿でいるとぶつかって排除される。排除されずに要領よく情報を得るためには自分を作るしかない。作っている自分だからか、決定事項についてなんとも思わない。やれと言われたらやるけど、意見を求められてもなんとも思わないし、何にも出てこない。ただ、理不尽なことやつじつまがあっていないことだけは許せない。

「当たり前」を「当たり前」と受け取らない性格の私は毛嫌いされる。中には、興味をもって耳を傾けてくれる人もいるけど「頑張ってね」で終わる。

人とぶつかってまで、自分の気持ちを通したい訳ではないので、私の存在に気が付いて、興味をもって接してくれる人にだけ話せばいいと思っている。そうなるともしかして私の居場所はここではないのかもしれない。

『謙虚に生きる』

これは、大大先輩の先生からのお言葉。私には、すごくしっくりとくるので常に心掛けている。というより、前に出なくてもいいんだよって言われている感じで好き。

今、やっと自分のスイッチの働きについて気が付いた。そして、私のこつこつやってきた努力からか、タイミングからかは分からないけど、スイッチがなくても一緒に働ける人が出てきた。同じ目的をもっているけど、そこへのアプローチ方法は全く違う考え、違う性格、共感はなかなかできないけど、互いを尊重することで、視野が2倍にも3倍にも広がる。

同じ価値観の人といれば、それはそれで楽しい。納得のいく部分も多く話も盛り上がる。どんどん話が深くなっていく。

違う価値観の人といれば、ぶつかることばかり。自分が思っていた「当たり前」が崩されて、嫌な気持ちになるときもあるだろう。納得のいかないときもあるだろう。でも、相手を尊重して受け入れようと互いに向き合えば、視野は広くなっていく。

内容を深めることは1人でもできる。でも視野を広げるのは1人ではなかなか難しい。そうなると自分はどんな人と一緒にいることが世界を幅広く見れるのかは分かってくるような気がする。

これからは「仕事=スイッチ」ではなくて、ちゃんとスイッチの働きを理解して自分自身でコントロールできるようになるといいな。

もしかして、他にもスイッチが潜んでいるかも…。


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