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偉いね

小屋
木造で食堂の趣き。

「ねぇ、いつつくるの?」
少女。中国の香り。子供の力を持っている/

調理場 盛り付け 賑やかに
ロブスターや白刺身が待っている(マジパン=偽)
とても細部にこだわっている
京劇風のテンポ ピーピュウピーピン/

「いつか、……いや、明日……今日!」/
……すごいねって言われたい お母さん……/
「ふーん そうなの?」/
「どこか案内しておくれよ」


部屋
無飾。布団。
起きると隣りで、生稲牧子が笑ってる。少々興奮の入り混じった笑いを浮かべている。昂奮。
「何?」
布団を指差す牧子。笑ってる。
「⁉︎(濡れてる)え!嘘、俺じゃないよ」
そんなに実感がないから半信半疑。でも濡れてる……
牧子は笑ってる。楽しそうだ。その様子に何か安心させられ、情けなく甘える。
「夜尿病なんだ」


病院
連れて行かれる道中、左側に小高い丘陵が現れ、その入り口に、噺家のチクゾウが待っている。
「わかる?道」
口調が軽い。
「うん」
「そっか。なら、来てもらおうかな」
ニタ、と人の顔をためつすがめつ見て笑い、跳ねて先に入った。

赤土の丘が左に立っていて、その脇に、人の通れる程の小道が沿ってある。
そこを病人の儚さと気弱さ(道知らないん)で、慎重に進む。

ビルがあり、1階のCDショップを通り抜けようとして、足を掛けられる。ストリートギャング気取りの若者で、つまずいたが倒れなかった。一瞥くれて素通る。

……チクゾウが、足を痛めて尻をついている。足裏に何か刺さったようだ。


ビルの5階
通路に男が立ち塞がっている。実力者の肩書を持っている。小太りで、髪をべったりと撫で付けている。

力ではなく、譲ってもらって通ること

"営業"しなければ……

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