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きみたちと過ごす日々はここに

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娘が生まれた。息子も生まれた。ずんずん大きくなる。はやく元気に大きくなあれ、だけど、そんなにすぐに大きくならないで。眠いとき、イラッとしたとき、辛いとき、でもほとんどが、幸せで嬉…
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#エッセイ

初登園。飛び立つきみへ。

「そりゃあ、泣くよな」初登園、泣き叫んで追いかけてくる娘を見ての感想である。 この数ヶ月…

理不尽すぎた正月

2020年、元旦。娘が一切笑わなくなった。 それどころか、40度の熱を出し、救急病院に駆け込…

「好きに生きていい」と言えそうな気がする

「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を飲ませることはできない」 イギリスのことわざで…

絶対的な味方でいるために思考を変えると決めた夏の日

母になって初めてのタイプの、ショッキングな出来事があった。 1歳の娘を連れて、近所のじゃ…

夫の寝かしつけ技5選

先日、「夜中に赤子が寝ないよう」と弱音を吐く記事を書いた。 普段はよく寝る娘がこの日はな…

「できない」言い訳の記録

「産後1ヶ月だけお休みいただいて、また書かせてほしいです」 定期的に記事を書かせていただ…

産後1ヶ月で高野山という奇行の末

「産後1ヶ月で旅行?!ありえないよ!」 そんな周囲の反対を押し切る形で、産後1ヶ月で旅行にいった。酷暑と言われた7月の関西だ。 この旅行に関しては、私のなかでも葛藤があった。ことの始まりは、日米での産後の過ごし方についての考えの違い。日本では「産後1ヶ月は基本的に寝たきり、母も子も家から出るべきではない」と言われている。 出産後の身体の変化や赤子の心許ない柔らかさを経験してみて、強引にでもそう言ってもらえてよかったな、と思う。「休む」ことに対して罪悪感を感じるのは私だけ

画面の向こうなんて見ないでいい

妊娠がわかったとき、すぐさまインターネットで検索した。 「妊娠 入社してすぐ」 「転職後 …

娘に英語で話しかける決断まで

アメリカ、シカゴに来ている。夫の育った街であり、夫の両親が今も住んでいる。結婚前に訪れた…

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赤子と共に海の向こうへ

ただいま日本。白米が泣けるほど美味い! というわけで、およそ2週間のアメリカ旅行から帰っ…

まずは3ヶ月のススメ

なんだか朝方からグズグズとしていた娘が、ようやく寝てくれた。先日の検診で8キロを超えた娘…

どうでもいいくすぐったがりの話

赤ちゃんをあやすときの三大フレーズに、「いないいないばあ」「たかいたかい」に続いて「こち…

ネントレと本当の優しさについて考える

娘が泣いている。それもメソメソではなくていわゆるギャン泣き。声が枯れるまで叫び続ける。彼…

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赤ちゃんに泣かされる大人たち

娘を連れて、ずっと会いたかった人のところへ行ってきた。 母の古い知り合いであるモトヤマさん。私は赤ん坊のときに会ったことがあるそうで「まるちゃん」と呼んでくれたらしい。私がライターになってから、母が記事を送ると丁寧な優しい感想が送られてくるようになった。 感想文からはあたたかい人柄が滲み出ていて、私はいつも彼女の感想を心待ちにしていた。妊娠がわかったときも、子どもが生まれたら会ってほしいなと思っていた人のひとりだ。 待ち合わせ場所でこちらを見たモトヤマさんは、確信に満ち