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(28) 通勤時間が爆長くなったので毎日本を一冊ずつ読むことにした

 通勤時間を利用した読書の記録です。5月から今まで160冊読んだ。最近は季節性うつがやってきた、ヤァ!ヤァ!ヤァ!というわけで全然本が読めず一日15時間桃鉄をやったりしていたが、無事戻ってきつつある。5月20日から開始して12月末に154冊くらい読んでいれば表題に偽りなしなので、冊数の進捗としてはまぁいいだろう。旅がしたくなる本2冊を読んだ。

160. ダークツーリズム 悲しみの記憶を巡る旅

 図書館で借りた。観光学の先生が「ダークツーリズム」を主軸にしてさまざまな地域を回る紀行文、かつ論考、かつ旅行ガイド。ところどころ筆者の個人的な想いが出てきて面白い。ガチガチの論文だとそこまで出てこないこともあるもんね(論考に筆者の想いが溢れているのを見つけるとテンションが上がる人)。そういえばわたしの大学時代の専攻は人文地理学・都市地理学で、そこから観光業に就こうとする人とかもいたくらいだから近しい領域だったんだけど、観光学はなんとなくチャラいなと思ってスルーしてた。お金のために人間の生き様をパッケージ化するんでしょとか、人の想いに訴えればええんかとか、景色の美しさで人を殴ろうとするなとか、観光産業に対しては色々思うところがあるけれど、それらの多くは本の中で筆者も語っていることだから重複しては書かない。
 全部面白かったけど、個人的には、ダークツーリズムでは「旅行客」という外野の立場から事象を考えることができる という書かれ方が印象に残ったな。本当にその通りなのだ。旅行嫌いだけど、旅がしたくなる本だった。

161. 南極で心臓の音は聞こえるか~生還の保証なし、南極観測隊~

 図書館で借りた。高校時代に南極に惹きつけられ、実際に観測隊に入って南極へ行った人の手記。まずタイトルがかっこよすぎない? 考えた人、天才か。そしてその真偽は…… 実際に読んでもらったほうがいいだろう。
 読んでいる最中、「なんかこの感じ知ってるんだよな、なんだろう」とずーっと思ってたんだけど、途中で分かった。男子校出身の男の子のノリだ。サロンに誰かが持ってきて貼った若槻千夏のポスターがあると書かれていたところでハッとした。「男の子」の世界なのだ。めちゃくちゃうらやましい。南極で排尿するときの物理法則の話とか、超笑える。男の子の世界だ。女は南極で排尿しようとしたらどうなるんだろうな。

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