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就活生の必読書「苦しかったときの話をしようか」を読んでみた

最近は家でゆっくり読書をすることが増えた私ですが、就活をしている身としてこれからの働き方を考える上でオススメされていた「苦しかったときの話をしようか」を読みました。USJを再生させた伝説のマーケター、森岡さんが娘に向けて書いたプライベートの文書がまとめられている一冊です。社会人として生きることに勇気が湧いてくる作品なので、ぜひ読んでいただきたい。


https://www.amazon.co.jp/dp/4478107823?tag=note0e2a-22&linkCode=ogi&th=1&psc=1

今後、社会人として働く上でも忘れないようにしたい言葉だけを簡単にまとめて記しておこうと思います。

資本主義社会において、自分が他の人より突き出る方法=自分自身の宝物を磨きあげること

1.会社はスキル形成のために使え。「私は〇〇に勤めている」ではなくて「私は〇〇ができます」と言える人材になった方がよっぽど充実したキャリアを築きやすいことを忘れてはいけない。選んではいけない不正解のキャリアとは、自分にとって決定的に向いていないキャリア(=自分の特徴が裏目に出るor自分がどうしても情熱を持てない仕事)のことであり、自己分析不足から派生する。さらに、成功報酬として企業の株を分けてもらえるお誘いが来るようになるためにもまず自分のスキルを磨く必要がある。

2.年収を決める3大要素

(1)職能の価値・・スキルの対する需要と供給、つまり代替がきく職能かどうか

(2)業界の構造・・市場構造は変えようがない

(3)成功度合い・・自分の価値を相手にどれだけ訴えることができるかの度合い

成功度合いを上げるには、情熱をかけられる仕事に就くべきだ。情熱をかけられる、好きな仕事でないと続かないからだ。職能を磨き続け、プロとして成果をあげ実績で労働市場で評価を上げる、つまりいかなる時も自分の市場価値を意識する必要がある。

3.会社の成長性を見極めるポイントは⑴需要の変化・・その会社の市場の需要の将来性を考える。今、その会社が稼いでいる基幹技術に対する代替技術の出現可能性も視野に入れること。⑵持続可能な構造があるか・・・その会社の強みを見極め、それが持続可能であるかどうかを判断する。特許権、ブランド、他の企業の参入障壁などが例にあげられる。

4.自分の強みの見つけ方

①まず、自分の人生の目的=夢を仮説でもいいから立ててみる。仮説でもいいから立てることによって、今後生きてく上で、納得性と一貫性が生まれるからだ。またこの時、どんな状態になっていたいか、という姿で目標を設定(私の場合は何だろうと考えてみた↓)

夢:食を通じて人々の健康寿命を延ばす
状態:会社に依存せず、フリーランスとして活動したい

②目標を叶えるための戦略を立てる

強みを見つけ、それをいかに伸ばすかが大切である。強みは自分が好きなことの中に必ず潜んでいる。人は大きくTの人(Thinking),Cの人(communication),Lの人(Leadership)で分けられる。自分の強みがどこにあるかは、自分の好きなことを分析することでわかる。

5.コミュニケーションは、WHO(誰に伝えるのか)→WHAT(何を伝えるのか)→HOW(どう伝えるのか)の順番で考えること。そして自分自身をブランド化する→つまりキャラ設計してWHATにあたる、自分の価値を売り込むこと。この際、今の自分を明確に表現するのではなく、近未来のなりたい自分をデザインしても良い。自分の強みや事実にズレはないようにしながらも、少し誇張すること。こういうブランドになりたい!という思いをデザインし、デザインした自分の姿とできるだけ一貫した行動を積み上げ結果を出すことの方が大切。

6.苦しいというのは、自分の存在価値が見出せない時。だからこそ、「昨日より今日の自分はどれだけ賢くなったのか」の一点を問い自分を認めて上げること。

7.ナイスな人をやめて、結果を出す人になれ。その際に必要なのはスキルだ。圧倒的な戦闘力を身につけ、自分の強みで戦うしかない。

8.変化を恐れるな、挑戦しろ。どちらの道にも迷いがあるのなら、挑戦する”不安”の方を選択するべきだ。なぜなら「挑戦する”不安”」は未来の自分への投資だからだ。

9.弱点を克服する必要があるのは、自分の強みの特徴をより強化してくれるときと、わからない時。わからない時は、素直に上司に言われたことをやってみる。一方、自分の強みと相反する時は克服しようとしなくていい。

10.自分とはタイプの違う、自分の持っていない特徴を持つ人々とチームを組むことこそが最高の組織。常日頃から、自分とはタイプの違う人を意識して探し、価値を認める必要がある。

11.行動変化には時間がかかる。なぜなら意識→行動の間にはタイムラグがあり、行動を習慣化するのは難しいから。だから最初からすぐに変われないことを自覚して、変わる努力をし続けること。

12.私たちがコントロールできる変数は1.己の特徴 2.それを磨く努力 3.環境の選択しかない。自分の認識できる世界=パースペクティブを広く持ち、選択肢を多く持てるようにすることこそが、好きなように人生を謳歌するために重要。





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