「絵本から多様性」マガジン始めます
注:わが子のことを、チビマナと呼びます。
コロナがだんだん収束して、対面授業が再開された頃のこと。
子供たちは、久しぶりにクラスメートと一緒に学校に行けることに、とても興奮していた。
うれしい気持ちは、大爆発し、しばらく学校は子供たちのエネルギーでパンクしそうだった。
学校で一度にたくさんの友達と会うことで、好奇心もたくさん刺激を受けた。好奇心と興奮と、子供たちの爆発しそうなエネルギー。
結果、たくさんのいざこざが起きた。
1年以上、世界から隔絶されてきた子供たちの社交性は、年齢にそぐわないものになっていたからだろう。
もちろん、チビマナにも色々あった。
あまり学校のことを話さないチビマナだったが、学校で人と違うということで、毎日人からからかわれた時期があった。
しばらく我慢していたらしい。しかし、チビマナの小さな胸が悲しみでいっぱいになった時、床に仰向けになり、大泣きをしたことがあった。
「ママは、ユニークはいいことだって言うけど、ユニークでいるのはつらい」
と大泣きした。
そんな時、親の私はなにができるだろう。
もちろん学校には、連絡した。
そういうことじゃない。
チビマナに世界は、チビマナの見ているものだけじゃない。君だけじゃない。世界にはいろんな人がいる。戦っている人がいる。優しい人も、厳しい人もいる。
チビマナの世界を広げたかった。そして、強くなってほしかった。
ただ、私の言葉だけでは伝わらないと思った。だから、絵本を探した。図書館に行って、片っ端から「多様性」を題材にしている本を借りてきた。
そして、チビマナのクラスメートにも伝えたかった。君たちの、むき出しの好奇心が人を傷つけることもあるのだと。
ダメと伝えるのではない。いろんな人がいるのだと、本の中で理解してほしい。その一歩に絵本はちょうどいいと思っている。
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その時の、私のリストを少しづつ紹介していけたらと思っています。
これが、このマガジンを作った理由です。
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