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Theorising Childhood

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子ども期を理論的に、どのように捉えているか。
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#子ども

環境問題と子どもたち

今日の学び

自然×子ども
自然豊かな場所でのびのび遊ぶ=子どもらしさというイメージが植え付けられている。
→空気汚染・大人からの支配のない、「平和」の象徴。

(余談)
黒人の子どもはそのイメージに含まれず、奴隷として「自然の」綿を摘む。
→子どもの範囲の指定

その自然・子どもの繋がりの表れとして、絵本が挙げられる。
プーさん、ピーターラビット、ジャングルクルーズ、バンビetc
全部動物を主人

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心理学と子どもの発達

今日の学び

心理学とは
一言で言うなら、人の行動をよくするための学問。

表に出ている行動に対して、その潜在的な部分(経験・愛着・発達認知など)で何が起きているのかを見る。

心理学を学ぶカテゴリーとして、
・年齢による発達の違い
・同じ年齢だけど行動の違い(個人差)
の2つ種類がある。

子どもの発達研究において大事なことは、
・発達が述べられる:何が?いつ?
 →Aくんが月曜日にBくんをパン

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架空の子ども

今日の学び

時代と「子ども」の捉え方の変化
時代に応じて「子ども」の捉え方は変化している。
わかりやすいところでいうと、
産業革命時代だと「労働力」
福祉国家時代だと「イノセント」
のように、子どもたちを捉えていた。

少し細かく見ていくと、時代に応じて「子ども」のカテゴリーに部類される人も違っていた。
例えば「子どもはイノセントで守られるべき存在」と捉えたときの「子ども」は誰を指すのか。植民地

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子どもを測定する

今日の学び

19世紀から20世紀初頭にかけて、人体を測定し、そのデータによって人を区別化する動きが始まった。
一人一人を測定することによって、適正を調べ、非行や虚弱、貧困に陥らないことを目的としていた。また、戦地に送るにあたって、どのような人を作り上げたらより国家として強くなれるかを調べるために行われていた。

最初は、肖像画に描かれている人を見て、精神病を把握しようとした。見た目から特徴づけて

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