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わたしが青年海外協力隊になったきっかけ


Muraho!  皆さん、初めまして。
青年海外協力隊2019年度2次隊、宗像真奈美です。

私は東アフリカに位置するルワンダ共和国に、
コミュニティ開発のコーヒー隊員として派遣されています。
今回は初めての記事なので、自己紹介をさせていただきます。
私は、福島県の郡山市で生まれ育ちました。

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(空気も水もおいしく、のんびりとした時間が流れる自慢の故郷です)

郡山市とはいっても外れの地域で、実家は山と田んぼに囲まれて、コンビニも電車もない自然に溢れたところにあります。
高校生までは郡山市で過ごし、その後は仙台市の専門学校で保育について学んでいました。

そのうち、子育てをしている保護者の方の心のケアの必要性を感じ、自分がカフェに行って気持ちをリフレッシュしていたということもあり、
東京都にあるお子さんとも時間をゆっくりと過ごすことのできるカフェに就職しました。

そこでは、オーガニック&フェアトレードのコーヒーを使用しており、何気なくフェアトレードについて調べ始めたことがきっかけで、
途上国と呼ばれる国々で生産されているコーヒーは、正しい価格で取引されておらず、とても低い値段で買い叩かれている現実を知りました。
そのときから、コーヒーと貧困の関係に興味を持ちはじめました。

もし、農家の方の努力に見合った価格でコーヒーを買い取ることができたのなら、貧困に苦しむ人々の生活を豊かに出来るのではないか、貧困がなくなれば、戦争さえもなくせるのではないか

という、無知ゆえの壮大な夢が出来ました。

このことが、それからの私の人生を大きく変えるきっかけとなりました。
その後はコーヒーと英語の勉強のためにワーキングホリデーでオーストラリアに滞在したり、アラブ首長国連邦や東京でバリスタとして勤務したりと、コーヒーについての知識と技術を得ることに必死でした。

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(カッピングと呼ばれる、コーヒーのテイスティングの様子)

ですが、バリスタとして勤務しているだけでは、生産国の現状も農家の方たちの暮らしも見えてきません。
もちろん、農家の方からのバトンを繋ぐバリスタとしての仕事も、とても楽しくやりがいがあります。

でも、コーヒーを通して繋がっているはずの
一本の線が、どこかで途切れてしまっているような感覚になるのです。

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ひたすらコーヒーを提供し続ける日々の中で、
自分が力になりたいと思う人々と同じ土地で生活がしたい、彼らの見ているものを自分の目で確かめたい、その気持ちがどんどん大きくなり、アフリカに住みたいという気持ちは消えることはありませんでした。ですが、アフリカに住むというのは個人で簡単に出来ることではありません。

そのとき、以前から興味のあった青年海外協力隊について調べていると、ルワンダでコーヒーに関わる案件があることを知りました。
その存在を知った時、これしかない!という直感が働きました。

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(出国当日、同期の隊員とお見送りに来てくださった皆さんと)

私がいま、東アフリカの小さな国で暮らしているのは、コーヒーの持つ世界を変える可能性を、すっかり信じてしまったからです。

次回は、ルワンダという国での暮らしについて、
書かせていただきたいと思います。

Murakoze cyane!( Thank you so much! )




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