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THE COACHプロコースを終えて、自分のビジョンを知り、生きたい人生を生きる

2022年8月24日。
4月から受講していたコーチングスクールTHE COACHのプロコース9期が終了した。

今回のnoteでは8月29日から9月9日にかけて、プロコース9期の仲間12人と「ボン★ボヤ」マガジンでそれぞれのコース期間中の変容を振り返る。
マガジンの初日を担当するのは、言い出しっぺの私、まなみ。

思い返せばTHE COACHのプロコースを受講することを決めたとき、プロコースの目的に「自分自身に向き合い、新たな変容を起こす」と書いてあり、「どういうことなんだろう?」と思っていた。
基礎・応用コースを受講したときにはコーチングマインドはもちろん、傾聴・質問・好奇心などコーチングのスキルも色々と学んでいたけど、プロコースでは何が得られるのか分からなかったのだ。
プロコース受講前の私の疑問に対して、プロコース受講後の私からは「自分のビジョンを知り、生きたい人生を生きることだよ」と伝えたい。
どういうことなのか、私がプロコースの間に向き合った自分のビジョンの変遷を振り返りながら説明していきたい。


自分の癖を心の願いだと思っていた応用Aコース〜2022年4月期


まず、今回のプロコースの5ヶ月間は自分にとって留学確定〜準備〜留学1ヶ月目と激動の期間と被ることになった。
プロコースに申し込んだときは大学院に合格する自信がなく、仮に合格していたとしても9月スタートだと思っていたので、合格が確定してすべての予定に被り出したときに「私は今プロコースを受けている場合なのだろうか…」と青ざめたことを覚えている。
私が応用Aコースのときに創ったビジョンはこんなものだった:


今読み返してもこのビジョンには私が好きなことすべてが詰まっていて、うそは書かれていない。
プロコースで同期のこちゃんにガチコーチングをしてもらったときも、特に「自由」がないと自分の心が死ぬのが火を見るより明らかだった。
一方で「これをビジョンと呼んでいいのか?」という違和感も抱えていた。
今思い返すと、これは自分の考え方の癖であり、さらに踏み込むと他の人が見ることを前提にした綺麗な言葉で書かれた高尚な文章にも思える。
プロコースではこのビジョンをアップデートしていくことになった。


ビジョンを書いたら試練が立ち現れた2022年5月期


プロコースではTHE COACHの考え方である「Integration Journey」(詳しくはこちらのマガジンをぜひ)をコーチ自身が体感するため、コースの中で自分のビジョンやシャドウともう一度向き合うことがあった。
5月に改めて自分のビジョンを書き直すときに立ち現れたのがこれだった:



このビジョンを今振り返ると、とにかく「暗い」の一言に尽きる。
自分は風景の写真を撮るのが好きで、個展を開いたこともあるが、自分が撮るのは真っ青な晴天の景色ばかりだ。
夕焼けのときに光のグラデーションを楽しむのも好きだけど、自分が夜の写真を好んで撮ることはほとんどない。

それもそのはず、今振り返ると5月は留学のお金の準備や奨学金の面接を通して自分の弱さと向き合っていて、かなりどん底な気持ちだった。
試練を迎えているときにビジョンを更新しようとしたのだ。
プロコースではJourney Workといって、コーチングの質問に対して絵を描く回があったが、自分の絵や写真は心の真相をよく表しているな〜というのを思ったのがこのときである。
同時に、ビジョンは「好き」や「喜び」のようなキラキラしたものだけではなく、「怒り」や「期待」などその人を突き動かす衝動も必要なのだなと体感した。


不可能かもしれないし、可能かもしれないことを宣言できるようになった2022年6月〜期


5月の私は気持ち的にどん底だったが、転機になったのは6月にプロコースの講師のこっちゃんと1対1で話したときだった。
その中で素直に「私は今プロコースを受けている場合なんでしょうか…」と打ち明けたところ、「コーチ自身が変容することが目的だから、今このタイミングがぴったりだよ!」と言っていただき、「そうなのか!」と目から鱗だった。ものは捉えようである。

捉え方が変わるとプロコースの仲間とも関わり方が分かるようになってきて、コース中に自分が生き生きしているときの言葉として湧いてきたのが「いたずらっこ」だった。
色んな人からもらった言葉を紡いで、繋げて、出来上がったのがこんなビジョンだ:



ビジョン特有の「本人にしかよく分からない」フレーズになっているけど、それでいいのだ。
このビジョンが自分にとって画期的なのが、「達成できるかどうか分からないけど達成したい」自分の心の願いが入っていること。
「THE WORLD IS MY HOME」と「放電と充電」にはそれぞれ自分が日本と世界各国を行ったり来たりしたい願望が込められている。
それが実現できるかどうかは今の時点では分かっていないけど、留学での1年間はそれを実現させるために頑張ろうと力が湧いてくるし、達成できた自分を想像するととてもワクワクする。
このビジョンを言語化したことで、自分の「海外留学」という人生の未完了に終止符が打たれ、新たに「博士課程に進んで、将来的には大学で教えたい」という新たな未完了が湧き上がってきた。


自分にとってコーチングは「自分のリソースに気づき、自分の人生の旅路をデザインする」ことだと思っている。
この2つを日々実現することは、その言葉そのものよりはるかに難しい。
人は自分のリソースにはなかなか自分では気づけないし、旅路をデザインするときにも人間はどうしても過去の自分の癖をベースにして決めてしまう。
なぜなら今までの自分のやり方で行けば楽だし、なんとなく辿り着くことも分かっているから。

でも本当の心の願いは自分の行動の癖の先にある。
そして心の願いは今まで想像したこともない。
なぜならそんなことができるとはつゆとも思っていなかったから。

自分の行動の癖の先にある心の願いを、言語化して、認めて、一緒に実現していくことにコーチングのパワフルさがある。
そんなことを感じたプロコースでの5ヶ月間でした。
このnoteを読んでコーチングに興味を持っていただいたら、是非下のページからお声かけください。



最後に、プロコース9期のひろのさんさおりんこちゃんふゆとさんあやかさんあべちゃんさなぴかなおさんゆみえさんたかさんさよちゃん、リードのさきえるさんこっちゃん、一緒にセッションを味わってくれるクライアントの皆さん、いつも支えてくれる家族や友達、本当にありがとうございます!

これからも生きたい人生を生きよう。

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