遺伝子改変動物のつくり方(その1)🐭【動画解説】#00011
動画解説
遺伝子組み換えシリーズ第三弾は、『遺伝子改変動物のつくり方』のお話しです。
前回までは、遺伝子組み換え技術を主に栽培植物に利用する話をしてきました。
そして、この技術はもちろん動物に応用することもできます。
現在、実験動物(主にマウス)で多くの遺伝子組み換えマウスが作成されていて、様々な疾患の原因解明や創薬研究に用いられています。
(ちなみに、牛や豚、鶏などの畜産動物に用いることは現在の日本では認められていません。)
今回はノックアウト作成方法について、特にES細胞の作成についてを中心に説明していこうと思います!
是非ご覧ください!
補足・修正
ES細胞(胚性幹細胞:Embryonic stem cell)は、生体外で理論上はすべての組織に分化する事の出来る分化多能性を持っている細胞の事です。またほぼ無限に増殖することができます。
ES細胞は受精後約3日後の胚(胚盤胞期胚)の内部細胞塊という細胞集団から作られる細胞です。
実際には、内部細胞塊から取り出した細胞をフィーダー細胞という下敷きとなる細胞(マウス胚繊維芽細胞(MEF)がよく使われます)と一緒に培養すると、この細胞が増殖するようになります。増殖咲いた内部細胞塊由来の細胞をバラバラにして、フィーダー細胞の上に植え継ぐ操作を繰り返すことによって、最終的にはES細胞株を樹立する事ができます。
動画の説明の中では、ES細胞がシャーレの中で浮いているように見えますが、実際はES細胞の下にはフィーダー細胞がいます。
編集者から
ワイプ用カメラを追加しました!
使用機材
メイン用カメラ:パナソニック ミラーレス一眼カメラ ルミックス G99H
ワイプ用カメラ:パナソニック HC-V520M
マイク:パナソニック ステレオガンマイクロホン DMW-MS2
編集ソフト:NCH Software VideoPad
パソコン:HP デスクトップパソコン
テレビ:DMM.make Distribution DKS-4K65DG3
ワイプ
前回までは下のように画面の両サイドに演者がいました。
しかし、これでは一番見せたいスライドが小さく映ってしまします。
そのため、今回からワイプをつけることにしました!
いかがでしょうか?
ワイプはテレビでよく目にしますよね。出演者の顔の部分だけ切り取られて画面の隅に映っているものです。出演者のリアクションや顔の表情がよく分かりますよね!
今回の動画ではワイプを追加したことで横幅に余裕が生まれその分一番見せたいスライドを大きく映すことができるようになりました。また、ワイプで聞き手のリアクションもよく見えますね。さらに、プレゼン者の正面に聞き手がいるので前の方を向いて話せるようになりました。ワイプがスライドの上に重なっているところがありますが、重なっている部分を説明しているときはワイプを消していてスライドを見ることができますので、ご安心ください。この点に関してはワイプのサイズ調整をするなどして改善したいと思います(この後に続く3つの動画は今回の動画と一緒にまとめて撮影したものなので改善はそのあとになりますm(__)m)。
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