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リケジョ、大学院生の保活を語る①

遡ることおよそ3年前、「保育園落ちた…」という匿名ブログが世間を賑わせた。
国会でも連日のように待機児童問題が大きく取り上げられていたのを覚えているだろうか。

ちょうどそのころ、私(中富)は博士課程に在籍していた。
在学中に子供を出産し、大学に復学するために私は保活を経験することになった。

両親ともにフルタイム勤務の家庭でさえ、認可保育園に入所するのは厳しいこのご時世。(地域にもよる)
果たして、「学生」という身分がどのくらい保活に不利になるのだろうか。
考察してみようと思う。

私の保活スケジュール

中富の場合、

5~8月:保育園に見学
9月:👶産まれる。
10~11月:区役所に相談。書類集め。
12月:入所希望申請
1~3月:待機児童期間
4月:保育園入所&復学(博士課程4年)

のようなスケジュールだった。
待機児童期間は3カ月で、運よく4月入所にこぎつけた。

北九州市は「待機児童ゼロ」って言っていますが。

私の住んでいる北九州市は、平成23年度から7年連続で待機児童0人を謳っている。

私もこの情報を見て、「希望すればいつでも余裕で預けられるんだな!」と軽く考えていた。

…ところが

実際は、待機児童は0人だが、潜在的な「保留児童(未入所児童)」がかなりいるらしい。
つまり、待機児童0を謳っているにも関わらず、希望の園にすぐに入れるわけではない。

(※希望する園に入所できずに入所を保留している児童の事を待機児童ではなく保留児童というらしい。謎のネーミングである。自治体ごとに定義が異なるため、実態はよく分からない。待機児童という言葉を使いたくないだけなのではなかろうか…)

この事実を知った時、「紛らわしいわっ!!」と、市の広報のやり方に突っ込みたくなったのは事実である。…が、行政側にもいろいろな事情があるとは思うので、そこに文句を言っても仕方がない。

さらに、保育園への年度途中の入所はかなり難しいため、
多くの働くお母さんたちは、年度初めの4月入所を目指して保活をすることになる。

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以上の事情を踏まえて、大学院生の保活についてさらに考察を進めて行こう。→その2へ続く。


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