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生殖~染色体と体細胞分裂~【動画解説】#00029

動画解説

有性生殖では配偶子が形成される際に、減数分裂が起ります。この生殖細胞でみられる減数分裂を理解するため、先ずはの染色体と体細胞分裂について解説しました。

体細胞分裂は、体細胞が数を増やすときに見られる分裂です。間期のS期の体細胞は、遺伝情報(DNA)を正確に複製して2倍にします。そして分裂期(M期)に、複製されたDNAを正確に分配します(有糸分裂)。結果として、もとの細胞と全く同じ遺伝情報をもつ細胞を2個作ることができます。

補足・訂正

染色体は、正確に分配を行うために必要な構造物と考えられます。

ヒトの場合、細胞の核の直径は約6μmで、その核の中につなぎ合わせると約2mもの染色体が46本入っています(一番長い1番染色体は8.5 cmです)。イメージしやすいように1,000倍すると、直径6mmのカプセルに、つなぎ合わせると2kmにもなる細い糸が46本(1本は数十m)入っているわけです。

この核(カプセル)の中で、ペアになっている染色体(糸)を、もつれることなく、千切れることなく、正確に分配するのが染色体の役目です。

編集者から

今回の動画はたくさんのメンバーが参加してにぎやかでした。新しい先生お二人に参加してもらいましたが、近いうちにマナビ研究室で話してもらおうと思っているので楽しみにしててください!動画撮影が終わった後に雑談をすることが多いのですが、雑談の中にも学ぶことがたくさんあるので、今度はカメラを回してみようと思います。


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