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1年半ぶりに歌ってきました。(@MUSIC & BAR Enab)

15歳から始めた音楽活動。
今までイベントやライブハウスでたくさん歌ってきた。

曲を書いては自分自身を理解したり、
LIVEに飛び出しては色々な方と出会ったり。
26歳の現時点では、どう振り返っても音楽とともにある人生。

そんな私だが、先日やっと、1年半ぶりに人前で歌った。
遅い、と思う人もいれば、まだ早いと思う人もいると思う。

あまりに久しぶりすぎて緊張していたためか、地下への階段を降り、
扉に手をかけたとき、思わず深呼吸している自分がいた。

「歌える悦び」を大切にしながら楽しもう。それだけ思って本番に臨んだ。

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ライトで見えない客席。
歌っているとき、ここに自分しかいないんじゃないかと錯覚する感覚。
暑いのか寒いのかよくわからない湿った空気。

感染対策として設置された透明なカーテンに遮られても、
そこは間違いなく私が私でいられる空間だった。

言うことを聞かない喉を抑えながら、歌った。ただただ嬉しかった。



最後に歌ったのは“be Strong”
私の人生の永遠のテーマである「強く生きる」という思いを込めた曲だ。


コロナ禍になり、予定されていたLIVEがいくつも中止になって、
あっという間に大好きなライブハウスが“危険な場所”と言われる世の中になった。

次々と中止になるイベントや、閉店するライブハウスを見るたび苦しいのに何もできなかった。私はまだまだ情けないほど弱い。

だからこそ、私は音楽が好きだ。
歌が好きだ。LIVEが好きだ。ライブが生まれる場所が好きだ。
その気持ちだけは、誰にも渡さずにこの先もずっと持っていようと心から思う。


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