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絶望の処方箋

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絶望した時の処方箋として。
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2020年7月の記事一覧

やりたい理由を探してはならない

「理由がない」ということほど強いものはない。 「なんか知らんけど好き」 「よくわからんけ…

杉原 学
4年前
15

過去は変えられる

過ぎ去った時間は二度と戻らない。 これを時間の「不可逆性」と言ったり「非可逆性」と言った…

杉原 学
4年前
7

昼下がりの黒猫

ある晴天の日。 公園で弁当を食っていると、いつのまにか小さな黒猫が、僕の座るベンチの脇に…

杉原 学
4年前
8

最初にそう思ったことは、だいたいそうなのだ

①「直感が大事だ」と言われる。 ②「そうだよな」と同意する。 ③「とはいえ……」とついつい…

杉原 学
4年前
10

「ゆっくりでなければならない」ものがある

水面を手で勢いよく叩くと、水しぶきが上がる。 そのシーンを録画して、スローモーションで再…

杉原 学
4年前
9

筋トレは人間の「内なる自然」に気付かせてくれる

筋トレがマイブームだった時期がある。 例にもれず続きはしなかったけれど(笑)、それが心身…

杉原 学
4年前
8

時間論的筋トレ論

人間が生きる上で大切なことは「希望」を持つことだと言われる。 この「希望」の本質を時間論の観点から言えば、それは「時間の流れを肯定できること」だと僕は思う。 未来に希望を持つということは、時間が未来に向かって経過していていくことを肯定できることにほかならない。 逆に「絶望」とは、「時間の流れを肯定できないこと」だと言うことができる。 時間の流れを肯定できないと、自分が存在していること自体が苦しくなってくる。だから絶望が極まれば、そこで自分の人生の時間を終わらせたいとさ

「そう思ったら、そうする」

「そう思ったら、そうする」 この単純なことが、実はなかなかできない。 電車でお年寄りが乗…

杉原 学
4年前
5

自己とは均衡のありようである

リンゴが木から落下する。 地面にボトッと落ちて、落下が止まる。 そうしてリンゴがそこに留…

杉原 学
4年前
4

人生にも「季節」がある

春、夏、秋、冬という季節があるように、人生にも「季節」というものがある。 僕がそのことを…

杉原 学
4年前
10

「普通の幸せ」という罠

「幸せになりたい」と思いながら生きている人はたくさんいるだろう。ところが、「その幸せの内…

杉原 学
4年前
9

人間はもっと貪欲に大きな「幸福」を求めていい

僕の友人が、ブログにこんな文章を書いていた。 故郷やずっと一緒にいた人とは別れる日がいつ…

杉原 学
4年前
11

人間は「気分」の生き物である

朝寝坊をして、ウダウダとテレビを見ている間に、時間が過ぎていく。やらなくてはならないこと…

杉原 学
4年前
10

手段としての幸福

僕はもともとプレッシャーに弱い人間なので、会社に行く前や、大事な集まりの前は、ゆううつな気持ちになることが多かった。 特に僕は学生時代から日雇いのバイトなど短期の仕事をよくしていたので、「今日が初めて」という機会がよくあったのだ。 そのゆううつさは仕事だけに限らず、遊びのイベントなども例外ではなかった。 「現場はどんな雰囲気なんだろう。こういうことがあったらどうしよう。どんな人がいるんだろう。うまくやれるだろうか……」等々。 しかしそういう経験を重ねるにつれて、実はそ