理系学生からバックオフィサーになる(&自己紹介1)
理系学生からバックオフィサーになった
私は理系学生として大学4年生の時から大学院を終えるまでの3年間研究に打ち込んでいました。大学4年生の時には研究職を目指していることもありました。研究の内容については別の機会に投稿したいと思います。
大学院まで研究してみて、この先として研究職として生きていくのは自分的にはかなり苦労しそうな感じがして、研究職の道を進むことを考え直しました。
仕事は生まれ育った地元の中小企業に就職をすることにいたしました。そこでやることになったのが管理部門業務、いわゆるバックオフィスでした。入社するときに管理部門をやりたいとは言っていなかったので、まさかの部署への配属でした。
正直、新卒で管理部門をやりたいという人はあまり多くないのではと今でも思っていますが、意外にも理系出身者に親和性があるのではないかと思っています。
バックオフィスには論理的思考が必要だ
管理系、事務系の業務の印象は、定型業務を毎日こなす。パソコンで日々のデータ入力を行う。備品や事務用品を発注・貸出・管理する。などでした。
実際の仕事内容としては、さまざまですが下記のものをあげることができます。
財務
会計
経理
人事
労務
庶務
広報
資産管理
コンプライアンス
情報システム
用度品管理
契約書管理
会社の規程や法令が決まってはいるものの、実際には様々な問い合わせや依頼が来ます。その度にその内容が何の決まりに従う必要があるのかやスムーズに処理を済ませる方法はどうすれば良いかなど考えなければいけないことを実感しました。
そのためにはゴールを設定し、ゴールするための道を描く必要が必要でした。ゴールまでの道は下記の抑えるべきポイントを整理が必要です。用件によっては考えなくてもよいポイントもあるので、すべてやりきる必要はありません。
課題調査
現状把握
要件定義
内容検討
内容修正
整合性確認
関係者
費用
期限
周知方法
ポイントを整理するところから、ポイントがそもそも必要かということも考えたうえでゴールをクリアするためには、論理的思考が必要になります。
バックオフィスに通ずるスキルを卒業研究で培う
就職してからやって良かったと思うことがあります。それは大学4年生のときの1年間で卒業研究に打ち込んだことです。
研究を行う時に大事なことはまず研究テーマがあります。しかし卒業研究では指導教員がテーマを与えるというパターンが少なからずあります。
指導教員としては卒業させることも大事なことなので、テーマは与えて実際に手を動かすのは自分でやってねという感じです。
では、その他に大事なことは、手を動かして研究を進めることと研究の進捗を指導教員に報告することです。
報告の仕方や研究を効率的に進める方法(複数の作業を並行して進めるなど)は1年間だけでも研究を全力で取り組むことで身につきます。加えてデータはExcel、報告はWord、発表はPowerPointなどバックオフィスでよく使うソフトの基本的操作も習得できます。
効率的に進める方法もオフィス系アプリも研究を進める中で必要になるもので、あくまでも手段としてやってきました。それがバックオフィスで働く際にも重宝するものであると感じ、理系学生とバックオフィス業務には親和性があると考えています。
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